【元ネタ】中国・伝説
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】無支祁
【性別】男
【身長・体重】200cm・90kg(人間変身時)
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではアーチャーに傷をつけられない。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
怪力:A
一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。
神性:E
自然を司るというより、大河の自然そのもの。魔物としての性質の強さからランクが低下している。
【宝具】
『亀山緩鎖(きざんかんさ)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
一時的にアーチャーの身を縛っている鎖を緩めることで発生する大洪水。
使用時には召喚時にとったかりそめの人の姿を捨て、正体を露にする。
全力ではないが、それでも相手を「面」で攻撃する大災害であり、一都市を飲み込むことも容易。
水には指向性があり、アーチャーの目指す「敵」に向かってどこまでも伸びて行く。
【Weapon】
『禹王の鎖』
アーチャーの力を封じると共に、その絶対性ゆえに不壊の武器と化している鎖。
遠くまで投げて攻撃出来るからこそのアーチャーであるが、万が一鎖が破壊された場合、それまで以上に恐ろしいことになる。
【解説】
神話時代の中国で淮河に棲んでいたという、体長15メートル程の猿に似た怪物。
身の丈を記した『太平広記』巻467・李湯によると、白い首で毛が長く、「雪牙金爪」で目や鼻から泉のように水を流しており、臭気が甚だしかったという。
暴れ狂う淮河の象徴であり、禹王が治水工事を行った際にはこれを妨げたが、鎖で封じられた。
その後、淮河の北にある亀山の麓に移されたといい、水中に鎖が見えたので牛数十頭に引かせたところ一瞬だけ姿を見せたがまた水中に没したという話が、唐代に書かれている。
権力に抵抗して封じられた猿の怪物であり、水に縁があるというので『西遊記』の主人公である孫悟空のモデルとする説もあるが、定かではない。
なお、話自体は唐代に書かれて宋代の『太平広記』に収録されているが、
禹王云々は唐代に発見されたという「仙書」に登場するものが最初らしく、伝説自体は新しい可能性もある。
最終更新:2016年10月05日 11:08