ヨシフ・スターリン

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ヨシフ・スターリン
【性別】男性
【身長・体重】179cm・98kg (実際の数値ではない)
【属性】混沌・悪(秩序・中庸)
【ステータス】筋力B- 耐久B- 敏捷E 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:B
 凶暴化することで能力を向上させるスキル。
 Bランクでは全パラメーターを1ランクアップさせる代わりに理性の大半を奪われる筈だが、
 バーサーカーは宝具で外面を完璧に整えることで凶暴性を隠している。

【固有スキル】
怯懦:A+
 重度の対人恐怖症。
 日常的なふとした出来事に対しても「恐慌」の状態異常を発症する。
 しかし宝具で繕っているため露見はしない。

情報抹消:B+
 対戦が終了した瞬間に一切の記憶・記録からバーサーカーの真の姿についての情報が消失する。
 また彼にとって都合の悪い情報にも認識ロックをかけられる。

カリスマ:B
 大国の最高指導者としての威圧を示す。
 人望と呼ぶにははばかられるほどに攻撃的なカリスマである。
 敵以上に味方に恐れられる性格のため、同陣営に対してワンランクアップ。
 その威風はまさに“独裁者”。

【宝具】
『鉄の男(マン・オブ・スティール)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:一人
 プロパガンダの実現化宝具。
 形成されている、または形成した印象(イメージ)を外装(イメージ)として貼付ける。
 宣伝広告通りの偉容、鋼鉄の如き無敵の肉体を得る。同時に真の姿や精神スキルを覆い隠してもいる。
 が、時代が近すぎてイメージの固着が未熟なところがあり、割とすぐに外装が剥げてしまう。
 史実上の逸話を第三者に指摘されるだけで、外装に大打撃を被る。
 また属性が混沌・悪に見えてしまう副作用がある。

【Weapon】
『赤い皇帝号(レッド・ツァーリ)』
 ソ連のなんか凄いっぽい兵器。
 未知の金属と現代より数世代進んだ技術で出来た、パワードスーツっぽい個人兵装。
 魔力で再現したソ連の兵器に“悪の枢軸国のスーパーテクノロジー”というイメージを貼り付けたもの。
 武器としては強力ながら、概念的強度は控えめに見ても下の下に当たる。

【解説】
 20世紀を代表する独裁者の一人、ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン。
 グルジアの農奴の家系に生まれ神学校で教育を受けるが、
 マルクス主義に傾倒して革命運動に参加、スターリンの筆名を得、ロシア革命後は書記長の座に就く。
 レーニンの死後後継者争いに勝利すると書記長の地位に権力を集中させた。
 個人崇拝や粛清に始まる専制などは特に有名である。
 大粛清や種々の政策を実施し、第二次世界大戦後は冷戦を邁進したが、1953年に74歳で死去。
 高齢で脳卒中というおおよそ自国民を虐殺した独裁者らしからぬ死に方だった。
 彼の死後、冷戦は雪解けを見せ始める。

 強烈な生涯から今なお信奉者を残し、賛否両論で語られながらも偉大さに陰りなき超出世男。
 農奴の家から世界を二分する大勢力の頂点に上り詰めた英雄である。
 人間不信と病的精神を抱えながらソビエトの玉座に君臨していたこの怪物の影響は
 今日においてなおはかり知れぬものがある。
最終更新:2016年10月05日 12:00