ルイ九世

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ルイ九世
【性別】男性
【身長・体重】181cm・72kg
【属性】秩序・狂
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷A 魔力A+ 幸運A 宝具A++
【クラス別スキル】
狂化:A
 筋力と敏捷と魔力を2ランク、その他のパラメーターを1ランクアップさせるが、
 理性の全てを奪われる。

【固有スキル】
聖人:C
 聖人として認定された者であることを表す。
 このサーヴァントの場合“異教圏出身の英霊と対峙した時に攻撃力を上昇させる”、
 “25ターン毎にHP全回復”の中からひとつ選択される。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

軍略:E
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。

信仰の加護:A+++
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
 ……高すぎると、人格に異変をきたす。

【宝具】
『神罰は樫の樹の下で(ジャッジメント・オークツリー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 全てを棄てた末に行き着いた狂的な信仰のカタチ。
 本来なら裁判の体で相手の不浄に応じたダメージを与える、
 固有結界と似て非なる“絶対信仰圏”となるのだが、狂化していることでその根本が歪んでおり、
 “信仰圏”を構成する魔力は、そのまま異教徒へと与えるダメージに加算される。
 ルイ九世の裁判は公正を極めたと評されているが、それは飽く迄キリスト教徒の王としてである。

『遥かなる耶路撒冷へ(トゥ・ザ・イェルサレム)』
ランク:A++ 種別:対己宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000人
 ――ラテン皇帝ボードゥアンから買い取った最高レベルの聖遺物、茨の冠。
 身に付けることによって、その妄執で以て自身の存在自体を“神の子”に匹敵する聖域と化す。
 聖域化した状態でルイ九世が負う傷のはすべて“聖痕(偽)”と見なされ即座に全快するが、
 ルイ九世という“ただの聖人”は贋物とはいえ“聖痕”の魔力に耐えられないので、
 限界値を超えるとその魔力を一気に爆発させ、周囲を巻き込んで自壊する。

【Weapon】
『巡礼杖』
 エギュモルトへと向う時に、巡礼袋とともに持っていた装備。
 本来は武器として機能するものではないが、狂化しているので関係ない。

【解説】
 フィリップ尊厳王の孫でルイ八世の子。
 カトリックや聖公教会などで聖人として列聖されており、主に聖王と称される。
 有能な人材を発掘・駆使し、司法整備、芸術保護などに長け、“平和づくりの名人”とまで呼ばれる。
 その名が示す通り、キリスト教国に於いて模範的な内政王とされているが、
 十字軍を二度も指揮し、一度はイスラムの軍に捕虜として捕まる失態も晒している。
 家庭問題も抱えており、屈折した母の愛からロリコン趣味に目覚め、十三歳の少女に狂ったような愛をそそぐほどであった。
 この聖王の格は、そのような略歴にもかかわらず、内政の素晴らしさ故かいかほども落ちることはなかったが、
 その最期は「イェルサレム、イェルサレムへ」と狂ったように呟きながらの病死というみじめなものであった。
最終更新:2016年10月05日 22:38