【元ネタ】エギルのサガ
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】エギル・スカラグリームスソン
【性別】男性
【身長・体重】180cm・78kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:D
筋力と耐久のパラメータをアップさせるが、
言語能力が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。
【固有スキル】
ルーン:B
北欧の魔術刻印・ルーンの所持。
勇猛:A
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
ただし、現在はクラス能力により狂化している為、能力を発揮できない。
【宝具】
『蝮毒青剣(ナズ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
青い刀身を持つ剣。その銘は蝮の意。
刀身には毒液を噴出する溝が刻まれており、
斬りつけた相手に直接毒を流し込む事ができる。
『竜尾の蒼剣(ドラグヴァンディル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
「雄鮭のケティル」をはじめ数々の人物の手を経てきた、真のヴァイキングの証とも呼べる蛇腹剣。
その青い刀身は複数の刃をワイヤーによって連結したものであり、
所有者の判断によって、剣としての形態と鞭としての形態を切り替える事が可能。
さらに、敵に防御された場合、火炎を炸裂させることで炎熱による追加ダメージを負わせる。
エギルの詩歌では、この剣は鞭になぞらえられており、また盾の火(を起こすもの)とも歌われる。
【解説】
アイスランドに伝わる英雄。日本での知名度は低いが本国では人気があるという、クーフーリンに似た立ち位置にある。
スカラグリームスソンというのはスカラグリームの子という意味で、現代で言うところの苗字ではない。
禿で灰色混じりの髪と風貌は醜くかったが、
優れたヴァイキングであると同時に、処刑を見逃されるほどの卓越した詩人でもあり、
さらにルーンに熟達した魔術師であった。
七歳の時に「名誉の問題」で初めての殺人を成し遂げ、
十七歳の初陣を飾った後は、その武勇により軍事や略奪などで度々活躍する。
一方で、傲慢で反骨心が強い性格の持ち主で、他者に気分で嫌がらせ(殺人含む)をしたり、
自身の意が汲まれねば王にさえ逆らうなど破天荒な振る舞いでも知られた。
これが災いしてノルウェー王ハーリクの怒りを買い、追放の憂き目に会うが、
アイスランドを拠点としたエギルは良き首領として、イングランド王家の争いでは優れた傭兵として活躍するなど、
苦にするどころか一層飛躍し、英雄としての武名を確かなものとした。
老後は視力を失い、下働きの女にも無碍に扱われるなど、あまりいい境遇ではなかったようである。
また、死ぬ前に銀の財宝をモスフェットルスバイルに隠したという、埋蔵金伝説の亜種的なエピソードがある。
【コメント】
ドラグヴァンデルという剣の銘に厨二心をくすぐられて調べたら
持ち主が滅茶苦茶なDQNだったでござるの巻。
性格は現代ではもちろん、当時の感覚でも最悪に近い。
若年期は庇ってくれる親戚縁者の顔を潰しまくり、
追放後も王室をルーンで呪うわ、歓待のやり方が気に入らないという理由で暴行を加えるわ、
裁判の判決を私情で不当に重いものにする(しかも友人のメンツを潰す)わ、
老境に入った後も
「集会で俺の銀をばらまいてやる。あいつらきっと仲良く分けあったりしないで醜く争いあうぞ。楽しいだろうなあ」
と抜かすわの、数え役満クソ野郎である。
擁護すると、敵に捕まった後、財貨を盗んで脱出した時には、
相手に気付かれず逃げ去るのは男らしくないとして、一人舞い戻り戦う、
誤ったルーンの効果で苦しむ少女を、ルーンの知識で救うなど、真っ当な英雄らしい活躍もある。
最終更新:2016年10月05日 22:41