柴栄

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】柴栄
【性別】男性
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久B 敏捷A 魔力D+ 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
高速思考:B
 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。
 卓越した思考能力により、弁論や策略や戦術などにおいて大きな効果を発揮する。
 混乱・幻惑といった精神干渉を多少軽減する効果もある。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

神性批判:A
 神と仏以外が所持する神性、及び異教由来の加護を無効化する。
 「仏像は仏ではない」として悉くを鋳潰して財源に回した、
 千年前の皇帝とは思えぬほどの合理的な思想を表すスキル。

黄金律:C-
 人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 仏像を鋳潰した銅によって金銭には困らぬ人生を約束されているが、
 幸運がランクダウンしている。

【宝具】
『合理主義的鋳造銅剣(ラショナル・カッパー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 柴栄が携える銅製の概念武装(セイバークラスでの現界なので、自動的に剣となる)。
 信仰・神性などに由来するスキルを持つ者に対してダメージが増加し、
 さらに与えた分のダメージはセイバーのMP最大値に加算される。
 財源確保のために強引に排仏を推し進めて銅貨に鋳造し直し、
 農村の復興によって急速に国力を増強させた柴栄ゆえに保有する宝具。

【解説】
 後に大帝国・宋を建国する趙匡胤を腹心として抱えていた後周の世宗皇帝。
 養父である郭威の意思を継いで皇帝となった柴栄は、郭威から引き続き農業を奨励し、
 さらに、仏教関係の腐敗を期として強引な排仏を行なって銅を鋳潰して財源とした。
 柴栄はそこから北漢との戦い(高平の戦い)に臨み、苦戦の末に趙匡胤の奮戦で勝利。
 その後も後蜀、南唐などを立て続けに破り、北漢の後ろ盾である契丹(遼)を討とうとした矢先、
 遠征中に病に倒れ、首都に退却したのち病没。
 在位期間はたったの五年六ヶ月だけであったが、その期間のうちに宋の礎をほぼ築き切った。
 また、在位期間の約五分の一を戦場で過ごし、彼の居る戦場は全体的に引き締まって圧倒的に強く、
 逆に彼の居ない戦場は無秩序を極めた五代十国時代特有のカオスがただただ広がっていた。
最終更新:2016年10月06日 12:25