【元ネタ】日本・史実
【CLASS】トリックスター
【マスター】
【真名】曽呂利新左衛門
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷C 魔力C+ 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
自己保存:A
世界をひっかき回しても、世界にひっかき回されることはない、トリックスターの本分。
一級の英霊が斃れているような現場でも、平気で活動していられる。
【固有スキル】
話術:A
言論によって人を動かせる才。一国を滅ぼそうとする破滅願望の持ち主ですら説得しうる。
トリックスターの本領であり、彼を落語の祖である安楽庵策伝と同一視する説もある。
貧者の見識:C
相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙されない。
むしろ騙す、というよりは懐に入り込んでしてやられたという顔をさせる側である。
特に貧乏であったという逸話はないが、警戒心の強い貧者であってもいつしか打ち解けている。
人間観察:C
人々を観察し、理解する技術。どんな些細なことでも記憶し、身のこやしにする。
天下万民、つまらない人間など存在せず、雑草扱いしない。
芸術審美:E
芸術作品、美術品への執着心。
芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、低い確率で真名を看破することができる。
香道や茶道に通じ、千利休と同門ともされる。
【宝具】
『曽呂利が咄(そろりがはなし)』
ランク:B 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
時に大坂城内を、時には日本国内を巻き込んで他愛のないことをした、トリックスターの話術。
洒落や頓知で「蔵の入る米袋」、「胡瓜を食べる胡瓜」、「人に似る猿」といった逸話をもじったような、
現実には存在しないはずの風景を、こじつけて現実の物とする。
【Weapon】
『無銘・打刀』
鞘は自作。
【解説】
桃山時代に活躍した鞘師・御伽衆。説明に苦慮したある研究者は「滑稽諧謔家」と表現している。
江戸初期まで生きて、千利休・古田織部・沢庵宗彭ゆかりの寺であり、家康最後の地という伝説もある堺の南宗寺に葬られたともいうが、実在も含めて謎が多い。
寛永年間以降の諸書に記されたところを総合すると、元は堺にいた鞘師であり、鞘の出来がよくて「そろり」と刀が入ったことから、曽呂利を名乗ったという。
豊臣秀吉・秀次の御伽衆を勤め、「袋に入る分だけの米を頂きたい」と言って巨大な袋で大坂の蔵を包み込み、得た米を秀吉の名で施したなどの逸話が伝わる。
江戸時代の秀吉は庶民が夢を託した権力者として偶像化されていったが、トリックスターは秀吉に物を言ってぎゃふんと言わせ、
なおかつ気に入られるという形で庶民の夢を表現していった。
怪談を話題にすること自体は古代からあったが、近世怪談文学の祖の一人ともされる。
最終更新:2016年10月06日 17:55