【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】カレン・オルテンシア
【真名】ボードワン四世
【性別】男性
【身長・体重】173cm・60kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
直感:C
戦闘時、つねに自身にとって有利な展開を“感じ取る”能力。
敵の挙動をある程度は予見することができる。
守護騎士:C
他者を守る時、一時的に防御力を上昇させる。
【宝具】
『弱者の裡に加護は在りて(ミュルグレ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
かつて異教王コルニュマランが振るい、その死後にボードワン一世が得た名剣。
楽園の木の子から造られた聖遺物・聖十字架の加護を受ける受信器でもある。
持ち主の生命力を賦活し、魔力と幸運を除く能力値を向上させるのが正味の能力だが、
重病に侵されているセイバーには“健康体となる”事と併せ更に爆発的な効果となる。
結果として耐久が三ランク、幸運を除くその他の能力値が二ランク上昇する。
【解説】
十字軍国家エルサレム王国の王、ボードワン四世。
先代王アモーリー一世とその一人目の妻アニェス・ド・クルトネーの子。
彼は人品優れ才能豊かな後継者として期待されていたが、十歳時に子供同士の我慢比べで
痛みを感じずにいた事から癩病に罹っている事が判明する。当時は治癒の手立ても無く、
父王や彼に期待を寄せていた人々は同情すると同時に絶望した。が、十三歳で即位した彼は
自身の短命と責務とを自覚して精励し、兵力に乏しい王国がイスラム軍と正面衝突する事を
可能な限り避け、しかし必要な時には自ら最前線に立って戦果を挙げた。
王は次第に人心を集め、当時容易に感染すると信じられていた癩病持ちであったが、
それを恐れて彼に近寄る事を躊躇う者は一人としていなくなったという。
1177年、僅か数百騎を率いる彼はモンジザールの戦いにて万を数えるサラディン軍に完勝する。
だが二年後のマルジュ・アユーンでは敗れ、この時落馬した王はもはや自ら再騎乗する事も
迅速には叶わぬほど弱っており、一人の護衛兵による救出が無ければ捕虜にされる所であった。
彼は尚果敢であり、トリポリ伯や後にエルサレム防衛戦を指揮するバリアーノ・イベリンらに
支えられて王の役割を果たし続け、戦場にさえ立ったが、1185年3月16日に息を引き取る。
ジハードを宣言したサラディンにエルサレムが奪取されるのは、これより二年半後の事である。
最終更新:2016年10月06日 18:06