スンジャータ・ケイタ

【元ネタ】史実、叙事詩
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】スンジャータ・ケイタ
【性別】男性
【身長・体重】174cm・67kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【固有スキル】
カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。

【宝具】
『禁忌犯す致命の矢(タブー・オブ・スマングル)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:1人
 鏃に白い鶏の蹴爪が仕込まれた、不死殺しの矢。
 この矢に射られた者は、物理ダメージとは別に魔術的な“孔”が開かれる。 
 この孔はいかなる方法を持っても塞ぐことは出来ず、その部分より魔力が流れ出て、
 通常のサーヴァント・マスターならば数時間の内に死に到る。
 また、魔術師殺しの特性も持ち、あらゆる魔術防御はこの鏃に意味を成さない。

【weapon】
『無銘・巨弓』
 『致命の矢』を放つ時に使用された巨大な弓。
 アーチャーの怪力に耐える頑強さを誇る。


【解説】
マリ帝国を創始した立身帝。1217年生誕。1255年没。在位1230年-1255年。
マリンケ族の小国の王子でありながら幼少時は虚弱体質で、母と共に国外追放されたが
その後は戦功を挙げ、黄金の帝国マリを築き挙げた英雄である。
グリオ達が伝えるその生い立ちは実に神話的で、現在でも英雄叙事詩として語られている。

魔牛の娘であった醜女ソゴロンは、マリンケ族の王ナレに献上された。
ナレは醜い女との間に儲けた子が強力な王になるという予言を受けていた為であったが、
生まれた子スンジャータは自分で立ち上がることも喋ることも出来なかった。
それでもナレはスンジャータを後継者に決めていたが、ナレが亡くなるとスンジャータは兄王子によって冷遇された。
ある日、母を侮辱されたスンジャータは一念発起して立ち上がろうとし、持っていた鉄の棒を折ってしまったので、
木の枝を支えに立ち上がり、バオバブの巨木を素手で引っこ抜いて見せた。
この日からスンジャータは強力な狩人へと成長するが、兄とその母達に疎んじられ、国外へ追放されてしまう。
その後、ガーナ王国の旧都を手中に収めていたソソ王国の呪術王スマオロは、周辺諸国をも圧政下に敷こうとし、
王位に着いていた兄は逃亡したので、追放されていたスンジャータが軍を率いてスマオロに立ち向かうことになった。
強力な呪術師であるスマオロを倒すことは不可能と思われたが、臣下達の働きにより、
スマオロの魔法の楽器を奪い、またスマオロの肉体に唯一傷を付けられる弱点を知ることが出来た。
「キリナの戦い」に置いて、数の差は圧倒的に不利だったが、スンジャータはソソ軍を絶え間なく殺し続け、
スマオロに接近し、魔術師にとって禁忌である、鏃に白い鶏の蹴爪が仕込まれた矢を放った。
矢に当たったスマオロは、体から魔力が抜けていくのを感じ取って逃亡し、そのまま消えてしまった。
こうして最大の難敵であった呪術王を倒したスンジャータは旧ガーナ領の覇権を確立し、
以後は政府を創設、農業の発展と国内の治安の維持に力を注いだ。
尚、スンジャータの死因は矢による暗殺とも、不慮の溺死とも言われている。

【コメント】
宝具は、大体の不死身者に有効だが、アヴァロンとアキレウスには多分通じない。
あと、聖杯に接続されて魔力無尽蔵なサーヴァントには殆ど意味が無く、ユグドミレニアのサーヴァントみたいに、
他所の大勢から魔力供給させてる相手にも効果遅いので、物理で倒す方が早い。
適正クラスはアーチャーのみだが、ライダーやランサーになれないこともない。
最終更新:2016年10月06日 18:16