【元ネタ】
アーサー王伝説、ウェールズ伝承
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】カイ
【性別】男性
【身長・体重】199cm・120kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。
ただし、竜種は該当しない。
【固有スキル】
天性の肉体:EX
生まれながらに生物としておかしい肉体を持つ。
基本能力値には影響しないが、多様な特異能力を発揮する。
借用:A
仕様として使用者を限られている物品であっても、
一時的に自分の所持品として駆使する事ができる。
Aランクであれば、言い負かされない限り返す必要は無い。
【宝具】
『賢鮭の滝登り(スィン・スェウ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~1 最大捕捉:2人
スィン・スェウの大鮭に学んだ遡上術。
範囲攻撃に対し回避を放棄して突撃する時、
自身と乗騎に対するダメージ数値を大幅に削減する。
『研がれて秀るは勇士の証(ティドワル・ティドグリド)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1個
最高の研ぎ師、とのカイの名乗りを真実とする縞模様の砥石。
縞は相反する二種の特性を表し、
破損した宝具さえ修復し以降一日間のクリティカル率を三倍とする加護と、
三日間クリティカルを封じファンブル率を九倍とする呪詛とを選択して付与できる。
ブリテン島13の宝の一つ、ティドワル・ティドグリドの持つ砥石は
勇士が研げば致命の刃に、臆病者が研げばなまくらになったという。
【Weapon】
『グウィナム・ゴズウフ・ヒル』
カイの愛馬、『栗毛の長首』。
「ブリテン島の三頭の活力溢れる馬」の一頭として馬の三題詩に謳われている。
【解説】
アルスルに仕える戦士の一人、美髭のケニルの息子である美男のカイ。
アルスルの宮廷でも重要な、最も偉大な戦士の一人であり
『
キルッフとオルウェン』でキルッフが列挙する二百数十名の中でも真っ先に挙げられている。
『門番は何者か』では「神の仕業でもなければカイは決して倒されず」と絶賛され、
老婆、ペン=パサパ、犬頭、九人の老婆、大猫、カス・パルクと戦い全てを打ち倒した。
『ロナブイの夢』には彼が姿を現すと皆が道を空けて見守る、最も優れた乗り手と語られる。
ディシス・ヴァルヴァウクの髭を手に入れる際、眠る彼を穴に落としてから殺したが、
アルスルが「ディシスが生きていたらカイは死んでいたろうに」と歌ってからかったために
カイは二度とアルスルと彼の戦士達に助力しないようになってしまった。
これが原因なのか、アルスルは「ブリテン島の三大へぼ詩人」に挙げられている。
しかし、後にメネスティルの息子グウィダウクがカイを殺害すると
アルスルは仇討ちとしてグウィダウクとその兄弟を皆殺しにしたという。
後代の作品ではアルトゥールスの家令カイウス、更に後にはアーサーの義兄ケイとなった。
……あのケイ兄さんになってしまった、と言いたくなるような凋落ぶりだが、
騎士道物語的な『騎士○○の物語』エピソードではボロクソにされながらも
『アーサーと王国の物語』的な大合戦シーンではかなり後代になっても相当に活躍する。
ハンバー河の戦いではガウェインらが尻込みする中突撃して一撃で敵王を討ち取り、
リエンスの弟ネロとの決戦でも「生涯に渡って誉は彼を去らなかった」程の武勲をあげた。
断じて口だけではない、と匿名希望の兄は語る。
最終更新:2016年10月06日 19:04