カラントクス

【元ネタ】聖カラントクス伝、ウェールズ伝承
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】カラントクス
【性別】男性
【身長・体重】164cm・59kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。

【固有スキル】
パンクラチオン:A++
 拳闘と組技を複合させた総合格闘術。
 A++ともなれば、達人の中でも抜き出た腕前。

威嚇:C
 聞く者を竦み上がらせる大叫喚。
 意思STによる抵抗に失敗した者は朦朧のバッドステータスを受ける。

【宝具】
『恩寵顕す頸垂布(サンクタス・ストラ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 竜の首を締め上げ服従させた、聖なる頸垂布。

 嘘である。
 対戦が終了した瞬間に味方を含めた目撃者と対戦相手の記憶・記録を捻じ曲げ、
 体術による戦果を「全ては頸垂布を通じて示された神の御力」と改竄する。

【Weapon】
『巡礼杖』
 杖術の心得は、無手格闘のそれに比べれば嗜み程度。

【解説】
 ウェールズの修道院長、聖カラントクス。
 ブルターニュのフィニステール県では弟子の聖人テネアンが師に捧げた教会を建て、
 その地域のコミューンは師にちなんでカランテックと名付けられている。

 ある時カール沼に一匹の竜が棲み付き、困った周辺住民はアーサー王に助けを求めた。
 王は自ら沼へと出向くが竜を見つける事ができず、帰ろうとした所、
 近くの水面に『カラントクスの祭壇』と彫られた大理石の板を見つける。
 「これが流れついた所に教会を建てる」と祭壇を流した聖人がいたそうだな、
 と思い出した王はそれを水から上げて乾いた所へと運び、安置した。
 それから少し経って、王は見知らぬ男に出会う。
 「祭壇を見ませんでしたか、私はカラントクスです」と主張する男を疑った王は
 「本当に聖人なら私が探す竜を呼び出して見てくれ」と返し、すると男は沼に向かって叫んだ。
 たちまち現れた竜はカラントクスに襲いかかるもストールで首を絞められて大人しくなり、
 王は見事に聖人と証立てた彼を祭壇の所へ案内し、教会用地として広大な土地を与えた。
 『祭壇』はそのまま教会に用いられたとも、キャメロットで円卓に作り替えられたともいう。

 なお、連れ帰った竜の世話役はケイ卿へと押し付けられた。
最終更新:2016年10月06日 19:13