【元ネタ】中国民話
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】叟
【性別】男性
【身長・体重】174cm・68kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:C
 二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用など膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
千里眼:C++
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
 それが月光の降り注ぐ場所であれば、無条件に捉える事ができる。

威嚇:B
 聞く者の心胆寒からしめる大喝。
 怒鳴り声を浴びせられた者は意思STにて抵抗を行い、
 失敗したなら恐慌の状態異常を受ける。

【宝具】
『月に聳える榕樹の守部(げつめんにありてあやかしをいる)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
 月光の一条を“月の叟が放った矢”と化す。
 発動の時点で対象が月光の下にいるのなら、矢は“既に当たっている”ものとなり
 命中/回避の判定を省略して即座にダメージ決定へと移行する。
 月の出ている時刻でさえあれば日中や悪天候下であっても行使に影響は無いが、
 外界の光を遮断する密閉環境内や新月の日には使用する事ができない。

【Weapon】
『無銘・弓矢』
 数多の妖怪を射殺した愛用の品。

【解説】
 その矢は雲を突き抜け、千里先万里先の的も外す事が無いという弓の名手。
 夜に跋扈する妖怪達も、月光の照らす中では彼の矢を逃れる事はできなかった。
 困り果てた妖怪は魔王に何とかしてくれるよう懇願するのだが、
 叟を打ち倒す事は魔王にもできる事ではなかったので、彼は一計を案じる。
 夜、叟が弓の鍛錬をしていると、月光が急に翳った。
 空を見ると、月には一本の榕樹が生えて月光を遮っており、
 それが見る見る成長して辺りはすっかり真っ暗になってしまった。
 叟は事態を解決するべく、大杉の梢に、それから風に飛び乗り、月宮へと飛び移る。
 びっしりと葉を茂らす榕樹に叟が刀を振り下ろすが、切り口はすぐに塞がってしまい
 数十回斬っても切り倒す事ができなかった。腹を立てた叟が素手で樹に触ると
 幹にくっついて離れなくなってしまい、樹からは魔王の笑い声が響く。
 しかし叟が三度大喝すると、魔王が化けたこの樹は全ての葉が散り、
 月光は再び地に届くようになった。叟は今も月に留まり、魔王を監視し続けているという。
最終更新:2016年10月06日 23:00