【元ネタ】ハックルベリー・フィンの冒険
【CLASS】アウトサイダー
【マスター】
【真名】ハックルベリー・フィン
【性別】男性
【身長・体重】149cm・45kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
外側の者:C
秩序の外に立ち、世界を自分の感性で見つめる存在。属性が混沌に固定される。
また、令呪に抗う際に有利な補正を得られる。
【保有スキル】
貧者の見識:B
相手の性格・属性を見抜く眼力。言葉による弁明、欺瞞に騙され難い。
リアリストとロマンチストが作り上げる、矛盾したような世界に
疑問を向け続けてきた純粋な心の持ち主である。
黄金律:C
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
富豪になれるほどの金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。
撤退する際、必ず相手の気を引くような強烈な出来事が近くで起き、
混乱に乗じて逃げることができる。
【宝具】
『ならばこの身は地獄に堕ちよう(フォー・マイ・マインド)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0~5 最大捕捉:1
アウトサイダーの社会規範に対する疑問と、それを犯してまで友人を救う決意が宝具となったもの。
アウトサイダーに対して向けられる概念を帯びたものを疑問視し、相反させることで概念そのものを弱化、無効化する。
「絶対なる勝利を齎す」宝具を、「今まで負けたことがない」宝具に弱化することや、
「絶対に傷つかない」肉体を、「向けられた武器が鈍らなだけで、ちょっとタフな」肉体程度にまで軽減するなど、
普通に考えるならば無理が生じそうな概念であればあるほど強い効果を発揮する。
この宝具よりも低いランクの概念を無効化し、それ以上のランクの宝具であっても減退させる。
英雄たらしめている過程を全て無視し弱体化させるため、神秘殺し、英雄泣かせの宝具である。
『愚劣欺く仮初の死(フェイク・スーサイド)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:1
自分の父から逃げるため、自身の死を偽装した逸話から生まれた宝具。
アウトサイダーの霊核が破壊され消滅が免れない時、一度だけ霊核が破壊された事実を歪め、
「そう見せかけてまだ生きている」と改竄する。 その後破壊した相手から離れた場所で再召喚される。
以降、相手がこの宝具の情報を得るか、肉眼で目撃しない限り、全キャラクターがアウトサイダーを
聖杯戦争から敗退したものだと錯覚する。
【Weapon】
狩猟用ナイフ
【解説】
1885年、マーク・トウェインによって発表された児童小説。「トム・ソーヤーの冒険」の続編に当たる。
「トム・ソーヤー」に登場した主人公の親友、ハックルベリー・フィンが主人公であり、彼によって語られる話し言葉で物語は進んでいく。
旅を続ける彼の目を通じて、ミシシッピ川沿いに住む人々や景色の精彩に富む描写と、そして主に当時の人種差別への、真摯かつ痛烈な姿勢が描かれた。
作中におけるハックの友人とは黒人奴隷ジムのことであり、家族との生き別れを意味する川下への売却を恐れ逃亡したジムと共に、
オハイオ川の北を横断することを試みる。
黒人奴隷は、その主人の持ち物とされていた。ジムを連れて逃走するということは、ハックが宗教上のタブーを犯す事となる。
罪を恐れてジムを持ち主に引き渡すか、罪を犯してジムと旅を続けるかでハックは悩み続ける。
「ハックルベリー・フィンの冒険」には、これを含んだ多くのテーマがあり、人種問題をも扱った本書には読者と研究者からの人気と批判を集めた。
アーネスト・ヘミングウェイは本書を、著作の中でこう評している。
『あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する。
……すべてのアメリカの作家が、この作品に由来する。この作品以前に、アメリカ文学とアメリカの作家は存在しなかった。
この作品以降に、これに匹敵する作品は存在しない。』
【コメント】
アメリカ文学史上最も有名なキャラクターの1人。アウトサイダーというイレギュラークラスが当てられたのは、正規クラスで適正クラスがないため。
かろうじてアサシンかバーサーカーで呼べるだろうが、それで呼ぶくらいなら他のサーヴァントを呼んだ方が強い。
というよりも、小説で描かれているのが子ども時代のハックであり、そもそも戦闘に向いていない。誰かと同盟組んでその人を勝たせるという運用がいいと思います。
固有結界を持たせようかとも思いましたが、魔術師でもないのに固有結界の安売りになりそうな気がしたので断念。
最終更新:2016年10月06日 23:17