【元ネタ】カンボジア民話
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】サンセルキー
【性別】男性
【身長・体重】179cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具C+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【固有スキル】
神々の加護:A
天上の神々や、森の精霊からの加護。
状況を打破する際に神々による直接的な支援行使が高確率で行われる。
千里眼:C
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
【宝具】
『朋瑞弓(レアシャシー)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:1人
アーチャーが生まれた時より共にあった魔弓。
番える動作を必要とせずに矢を放つことが可能の、因果省略の能力を持つ。
矢の威力が強ければ強いほど、その為に弓を引き絞る時間が必要という法則を覆し、
またその特性上、標的との距離が近いほど効果を発揮する、極めて利便性の高い宝具である。
『灰燼に帰す火葬の矢(プルーング)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:5~60 最大捕捉:50人
真名解放によって放たれる炎の矢。
矢に大量に搭載されたアーチャーの魔力は爆炎となり、触れた者を瞬時に木っ端微塵にする。
発動の際には因果省略の特性はなくなるが、弓を引き絞れば恐ろしい唸りを立てて空間ごと震動させ、
周囲の者に“重圧”をかけ、「対魔力」か抗魔術を持たない者はこれによって動きを封じられる。
ただし、この重圧音の効果範囲はレンジ20程で、遠方の標的には効果はない。
【weapon】
『無銘・短剣』
アーチャーが生まれた時より共にあった魔剣。
構えずとも所有者を守る能力がある。セイバークラスで現界した時にはDランク宝具として顕現する。
『生貝』
アーチャーが生まれた時より共にあった美しき貝。
行くべき方向へ導く能力があり、乗ることも出来る。
【解説】
カンボジアの民話伝説「サンセルキー」の主人公。
ある時、ある国の姫であるモンテアは兄王子と共に森へ遊びに行き、偶々通り合わせた悪王に連れ去られてしまった。
時が経ち、兄王子コトラックは王位に着き、自分の息子達にモンテアを救わせると決心した。
コトラックの王子達は6人の異母兄弟であったが、その後にも二人の愛妾がそれぞれ子供を生み、
一人は生まれた時に弓と剣と大きな生貝が発見され、もう一人は小さき麒麟獅子(レアシャシー)へと変じた。
6人の兄の母達は、占者を買収して、二人の弟王子は不吉だと言わせ、王子達は母共々追放されてしまった。
また時が経ち、麒麟獅子は母達を助け、弓の王子サンセルキーは神に愛される強力な狩人へと成長した。
6人の兄達は、自分達には叔母モンテアを救うことは出来ないとわかっていたので、
末弟サンセルキーを頼ることにし、サンセルキーはこれを快諾した。
サンセルキーはその勇気と弓の力によって、叔母モンテアとその娘ソンポアを救い出すが、
6人の兄達はこれを快く思わず、サンセルキーを騙して崖から突き落とし、
救い出された母娘も、6人の母達が王へ虚言を伝えることで、追放されてしまった。
その後、コトラック王は息子達の行状を鑑みて、己の浅慮を反省し、
モンテアとソンポアから真実を聞き出して全てを知り、サンセルキーの捜索に向かった。
サンセルキーは実は
神の加護によって生きており、コトラックはサンセルキーとその家族を見つけると
過失を詫び、これから先は憂き目に会わせぬと誓った。
6人の兄とその母達は追放され、サンセルキーとソンポアは結婚し、ソンポアは女王となり、
サンセルキーは神々への感謝として祭壇を建設し、悪王を葬った場所には大きな廟を立てたという。
【コメント】
宝具名はテキトー。短剣も宝具だが、能力が弓と被ってるし地味だし一度も使われてないしで【weapon】行き。
解説では省略したが、ソンポアはサンセルキーが叔母救出に旅立つ前に、虎に襲われたところを
サンセルキーに救われて一目惚れしたという事情もある。
因みに、悪王ってのは魔猿(ヤック)のことで、これを退治した宝具の弓は魔獣殺しの宝具でもある。
救出劇の際はナーガとも悶着が起きたが、神の助けによってナーガを傷つけずに撃退している。
叔母誘拐犯の猿王以外は悪いことしてないので、この辺りは良い配慮だと思った。
しかし、この手の英雄譚で、主人公ではなくその妻が王位に着くのは初めて見たな。
適正クラスは弓と剣と騎。神の車に乗ったりしているが、自分で操縦したわけではない。
最終更新:2016年10月06日 23:25