ボルボン

【元ネタ】カンボジア民話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ボルボン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・57kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない

【固有スキル】
単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力。

神々の加護:A
 天神プラエンを代表に、多くの神々から加護を得ている。
 状況を打破する際に神々による支援行使が高確率で行われる。

【宝具】
『黒き天恵(プラ・プスノカ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 神使が変じた黒鶏を食したことで得た不死の能力。
 体内に貯蔵された神鶏の膨大な魔力によって、ランサーの肉体はこの特性を得ており、
 これを消費することによって負傷の完全治癒を可能とし、
 また現界維持に必要な魔力供給がなくとも自由に行動出来る。
 ただし、神鶏の魔力を消費をする暇もない程の“即死”には対応出来ない。
 真名解放によって、能動的に神鶏の魔力を稼働・消費し、筋力・耐久・敏捷をランクアップさせることが可能。

【weapon】
『無色の天恵(チエア)』
 ランサーの母が夢の中で天人から授けられ、後に現実にランサーが守護神より授けられた水晶。
 これを持つと空を翔ることが出来る。

『無銘・武装』
 剣・大薙刀・騎象などの武装。
 宿敵ベイボンサ王を倒した主要兵装は大薙刀である為、ランサーとして現界した。


【解説】
カンボジアの民話伝説「ボルボンとソウリボン」の主人公の放浪王。
前世で罪を犯した狩人の転生とも、仏陀の化身とも言われる。
クレアサンス国の王妃チエアは、ある日に天人から二つの宝玉を授かる夢を見て、
その後、二人の子を出産して、兄ソウリボン、弟はボルボンと名付けられた。
第二王妃モンテアもベイボンサという王子を産んだが、我が子の為に兄弟を排除しようとして罪を被せ、
幼い兄弟は死刑を宣告されてしまった。
しかし、兄弟の異能と母チエアの嘆きを見た死刑執行人は、兄弟を逃がして王には斬首に処したと報告した。
何とか命を繋げた兄弟であったが、ある時に離れ離れになってしまい、それぞれ別の国の王位に着いた。
ボルボンとその妃が旅の途中で遭難したことを契機に、兄弟は再会することに成功し、
母に会う為に力を合わせて故国へ攻め込んだ。
勇敢な王へと成長していたベイボンサはこれを迎え撃ったが、対するボルボンの武威は
かつて強大な巨人を戦わずに降伏させた程で、ベイボンサはボルボンの薙刀で討ち取られてしまった。
若王が討ち取られたので、クレアサンスの先王は降服の意を示そうとしたが、先王に恨みのある兄弟は
先王に嫌がらせをした後、圧迫面接によってようやく自分達が息子であると明かして和睦を受け入れ、
追放されていた母チエアは息子達と再会することが出来た。
真実が明らかになったモンテアは死刑に処され、例の死刑執行人は副王に推挙された。
ボルボンの子をクレアサンスに残し、兄弟二人はそれぞれの国へ帰っていったが、
望むならばいつでも母の許へ駆けつけると約束した。
その後、この大家族には幸運が続き、死後は揃って神の国へ昇天した。

【コメント】
精神的ショックによって死んだり気絶したりする場面が多くて何かワロタ。
黒鶏によって得た不死能力は、飲まず食わずでも一万年生きられるという作中設定だが、
攻撃を受けても平気という意味での不死であるかは不明なので、宝具は大体捏造。
因みに、ソウリボンの方は白い鶏を食べたので『白き天恵(プラ・プスノカ)』という宝具を持つという設定。
武勇を磨く暇なんか無かった筈だが、戦闘能力は何故か高く、作中で無敵とまで言われている。
ハッピーエンドだし、神の助けもよく受けているが、それでも幸運はD。ランサーにしたのはそれが理由。
適正クラスはランサー・ライダー・セイバー。
最終更新:2016年10月06日 23:25