【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】イアン・フレミング
【性別】男性
【身長・体重】183cm・76kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
気配遮断:A
姿を隠して行動するスキル。
近代人最高レベルの潜入技術は、英霊をしてその目を欺かされる域に達している。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大幅に下がる。
【固有スキル】
無辜の怪物:C
本人の意志や姿とは関係なく、その行いによって加えられてしまった侵食の深度を指す。
フレミングの場合は“読者の呪い”である。
生前の否定にもかかわらずフレミングはジェームズ・ボンドのモデルとされる。
自分の創作キャラクターによって侵食された彼は、活劇主人公ばりの超人的スパイ能力を得た。
なおプレイボーイで美食家というボンドそのままの性格・趣味だが、
此等は全て生前のママ。
専科百般:C
スパイは万能である、というイメージ。
戦術、話術、地政学、暗殺術、格闘術、医術、
その他総数16種類に及ぶ専業スキルについて、Dクラス以上の習熟度を発揮できる。
【宝具】
『女王陛下の所有物(ダブルオーセブン・イン・フェイト)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人
007シリーズの新作原稿。主人公の活躍が自動筆記で記述されていく。
常にボンドの採るだろう行動、即ち未来への布石となる“最善の行動”を知ることができ、
また無辜の怪物に侵されたアサシンは実際にその行動を執ることが可能である。
ただし、それに従うかどうかはアサシンのその場の判断による。
【Weapon】
『ワルサーPPK』
【解説】
007シリーズの生みの親、イギリスの小説家。
スコットランドの実業家を祖父に、保守党議員を父に持って生まれた富裕層の出身。
西部戦線で父を早くに亡くしながら立派な放蕩息子に育った彼は、
王立士官学校卒業後、母親に外務省入省を求められてミュンヘン大学とジュネーヴ大学で学ぶが、
入省試験に落第。母親のコネでロイター通信に入らされてモスクワで働く。
その後銀行屋や株の仲買人もしたが失敗し、英海軍情報部(NID)の少将の個人秘書に雇われる。
水があったのかNIDに正式参加、すると辣腕を振るった。
諜報員(スパイ)として活躍する。
第二次世界大戦終結後はサンデータイムズの紙外マネージャーの席を得た。
やがてスパイ小説を書きたいという意欲が芽生え始め……
1964年死去。享年58歳。
ジェームズ・ボンドは彼が戦時中知り合った諜報機関やコマンドー部隊の人間をミックスし、
フレミングと同じ好みや趣味を与えて創りだしたキャラクターである。
複数人をモデルにするキャラクターのはずだが(名前など鳥類学者だ)、
フレミング伝を描こうとする作品は彼とボンドを同一視したがる。
ドイルがホームズ化させられるようなこの傾向、これぞ“読者の呪い”であろう。
最終更新:2016年10月07日 21:09