【元ネタ】『モンテ・クリスト伯』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】エドモン・ダンテス
【性別】男性
【身長・体重】184cm・87kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
なし
【保有スキル】
黄金律:B
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
大富豪でもやっていける金ピカぶりだが、散財のし過ぎには注意が必要。
嵐の航海者:C
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、
カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
専科百般:C
多方面に発揮される天性の才能。目的を果たすための弛まぬ努力の結晶である。
剣術、哲学、
芸術審美、馬術、詐術、交渉、話術などの専業スキルについてDランク以上の習熟度を発揮できる。
魅了:E+
異性を惹きつける見目の麗しさ。アヴェンジャーと対峙した異性は彼に対し、強い関心を抱く。
所作の優雅な振る舞いや妖しい雰囲気がその効果を底上げし、同性であっても目を惹いてしまう。
【宝具】
『卑劣裁く代行者(ル・コントゥ・ドゥ・ラ・モンテ・クリスト)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:3人
己の欲望、保身の為に人を陥れる悪漢共により全てを奪われた男が育んできた復讐の執念。
復讐を「悪事を見逃さない神罰の代行者としての行い」とした執念が宝具化したもの。
アヴェンジャーが相手を憎んだ時に自動的に発動する。
対象が消滅するまでアヴェンジャーのステータスに補正がかかり、憎む気持ちの度合いによって攻撃の威力を倍増する。
恨む相手が増える毎に効果は重複されるが、4人目以降は効果発揮されない。
対象との戦闘において、相手が不利な状況を仕切り直すための逃走を許さず、同ランク以下の逃走系スキルの効果を無効にする。
それ以上のスキルや宝具効果であっても逃走を妨害し、追撃を加えるチャンスを得る。
発動条件はあくまでアヴェンジャーが受けた行為をどう感じるかに左右されるため、客観的な公正さは関係ない。
ただしアヴェンジャーがそれらの事情を知ったりなどして、報復するか悩み許した時点でその相手を対象にした宝具効果は消失する。
自身の復讐を神罰の代行としているため、『神性』スキルが高いものほど効果の効き目が薄い。
因果応報の復讐譚の再現。悪事を働いた者は、相応の代償を身を以て支払うこととなる。
『待て、しかして希望せよ(アタンドゥル・エ・エスペレ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
アヴェンジャーを慕う人々に残した別れの言葉にして、物語を締めくくる「最後の幻想(ラスト・ファンタズム)」。
アヴェンジャーと対象の間に信頼関係が築かれていることを条件に発動する宝具。
対象に、以下の効果を与える。
- 対象の幸運値をAにする(既にAである場合は補正を加える)。
- 自身の『黄金律』スキルを付与する。
- 余剰魔力や周囲のマナを用いて令呪を1画与える。
- 参加した聖杯戦争期間に限り、『卑劣裁く代行者』を与える。
以降、対象はこれらの効果を自身のものとして扱うことができる。
これらの効果を1つ選んで対象に与えるが、消滅する時点で『卑劣裁く代行者』で対象にしていた人数分与える数を加算できる。
どんなに苦しみを受けようと、くじけずに耐え続けることで最後に希望を掴むことを説いた逸話の具現化。
彼と苦楽を共にし、打ち解け合った者には脱落してなおアヴェンジャーの庇護を受けるだろう。
【Weapon】
『ステッキ』
仕込み刀となっており、ある程度の打ち合いでも十分に耐えるサーベルである。
【解説】
アレクサンドル・デュマの書いた「モンテ・クリスト伯」の主人公。
船員として働き、仲間からの信頼も厚い主人公エドモン・ダンテスが我欲に溺れた3人の男によって全てを奪われ、
復讐者モンテ・クリストとして生まれ変わっていった復讐譚。
復讐相手に容赦はないが、自分に親切にしてくれた相手には恩義を以て尽力する。
ある人にとっては情けなき悪魔、ある人にとっては救いの神のような存在。しかしそんな彼も、復讐の果てに齎した結果に苦悩する普通の男でもあった。
【コメント】
聖杯に託す願いは多分「自分の行動が、正当に評価され報いを受ける世界の構築」。
善行には幸福を、悪行には神罰が下ることにより、人類皆が誠実になる優しい世界。
その世界がディストピアになる可能性も秘めていることに、アヴェンジャーが気がついているのだろうか。
そんな感じの妄想。
最終更新:2016年10月07日 21:45