安宅丸

【元ネタ】史実・民間伝承
【CLASS】ライダー
【真名】安宅丸
【性別】女
【身長・体重】142cm・33kg
【属性】秩序・善・地
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷E 魔力B 幸運D 宝具B++

【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングル・アクション)による魔術を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:A+
 騎乗の才能。
 竜種を除く幻想種を乗りこなせる。
 ライダーは「付喪神」という神の一種で、自身の依代を乗りこなせる。

【固有スキル】
矢避けの加護:A
 視界に収めている範囲内においての飛び道具の攻撃に全て対処できる。
 ただし、範囲外の超遠距離攻撃は該当しない。
 ライダーは造設当時、戦で破壊することはできないだろうと恐れられ、またそのために制作された。

人間観察:B
 人間を観察し、理解する技術。
 ただ観察するだけでなく、名前も知らない人間の生活や好み、人生まで想定し、これを忘れない記憶力が大切とされる。
 ライダーは相手の心の胆力を性格に把握し、船に乗る資格があるかどうか見たという。

軍略:D
 一対一ではなく、多人数を動員した戦場における、戦術的直感力。
 対軍宝具の行使、もしくは相手の対軍宝具行使において、有利な補正を得られる。

【宝具】
『伊豆叫声逆戾(いずきょうせいぎゃくもどり)』
 ランク:D 種別:対人(自己)宝具 レンジ:― 最大補足:1人
 かつてライダーが伊豆に帰りたいと泣き叫んだという伝説(ライダー造設のための材料の木材は伊豆で取られたため)。
 あらかじめマーキングしていた地点に、真名解放と同時に一瞬で強制的に移動する。
 マーキングは同時に何ヵ所でもつけることができるが、一度戻るとその地点には再びマーキングを張り直さなくてはならない(張り直すには少々時間がかかる)。
 ライダーに触れている人物ならば、一緒に強制的に移動する。

『夢想天下丸』
 ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大補足:500人
 日ノ本天下最強の軍艦、という概念を具現化した宝具。
 その再現のため、元々の天下丸(安宅丸の別名)に戦前までの戦艦の武装なども加えられている。
 船体も巨大化しており、砲撃も可能。
 水がない場合は、「海」という概念を世界に書き加える(ネロと同じ)ことで、地上でも戦闘可能。
 ただし、加えられた戦艦も含め、ライダーという船は解体され、撃沈され、海の藻屑となった死した戦艦である。そのため、この宝具は展開し続ける限り、自動的に軍艦はダメージを受け続ける。
 ダメージが増えれば増えるほど宝具の威力は増加するが、敵からのダメージも含め、船の耐久値が限界へと達するとライダー諸共消滅する。

【解説】
 江戸時代、徳川幕府により建造された軍艦。
 秀忠が対外戦争の海戦用に作らせたと言われるが、完成時は家光の時代で鎖国だったため無用の長物となってしまった。
 さらには維持費が莫大な上、スピードが当時にしても遅く、観光用ぐらいしか使えないため解体された。
 強い(想定)、デカい(でも使えない)、捨てられた、と三大ロマン溢れるモノだったため、江戸時代から町人に愛された。
 愛されすぎて、戦国時代に北条氏が作ったことにされた。
 さらには自我を持つ上に女性に取り付く妖怪(付喪神)とされた。妄想しすぎである。

 要するに、江戸時代版艦これである。

 文化も発展していた江戸でもこの話は賛否両論だったらしく、怪談話にも外されたこともあるとか。
 昔から人はあんまり変わらんらしい。

 自信満々かわいい軍艦美少女。
 宝具も上手く使えば撤退と奇襲を繰り返せると強力だが、大体「夢想天下丸」がステラ並の自爆宝具なので途中退場は必須である。
最終更新:2016年06月20日 20:28