【元ネタ】三国志 三国志演義 中国古代十大名槍
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】姜維 伯約
【性別】男性
【身長・体重】170cm・62kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
軍師の跡目:A
かつて師事した大軍師の技能を一時、自身のものとするスキル。
判定に成功すると、諸葛孔明が要していたスキルを1つ、1ランクダウンした状態で、一時的に獲得する。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
仕切り直し:C
戦闘から離脱する能力。
また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。
【宝具】
『緑沈槍(やり、しのわざをそなう)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
中国古代十大名槍の一つに数えられる姜維の宝槍。精鋼寒鉄によって作られ、長さは一丈一寸、重さは六十八斤と伝わる。
その正体は諸葛亮が作り、趙雲が用いた十大名槍の一つ『龍胆亮銀槍(単に亮銀槍とも)』をモデルに、独自の改良を加えた中華ガジェットである。
地雷を応用したパイルバンカーとしての機能に加え、虎戦車を応用した火炎放射、穂先が回転するドリル機巧も備える。
姜維はこれらの機能に合わせて独自の槍術を体得しており、攻防に置いて機巧を巧みに利用する。
『武侯八陣(やぶれずのじん)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
諸葛亮から授けられた
奇門遁甲の昇華。石兵八陣を石ではなく兵によって再現するもの。
演義において、鄧艾を八陣(から転じた長蛇捲地の陣)で破った逸話に由来する。
軍勢を奇門遁甲に応じて動かすことで、敵勢の動きを制約し誘導することが可能。
ただし、姜維は兵の類を召喚する能力は持っていないため、陣の要員となる軍勢は別途用意しなければならない。
もっとも、それは“現代の兵団”による八陣が行える、ということでもあるのだが。
【解説】
三国時代、蜀の武将。字は伯約。
はじめ魏に仕えたが、蜀の丞相・諸葛亮が北伐を開始すると、上司の馬遵に蜀への内通を疑われ孤立。
やむなく蜀に降伏するも諸葛亮に才能を見出され、本人も蜀での栄達という大望を抱いたという。
一方でその軍才を十全に振るう機会はなかなか訪れなかった。
「仕事を忠実に務め、思慮精密」「用兵に秀で度胸がある」など諸葛亮は手足として高く評価していたが、それ以上には考えていなかったのである。
諸葛亮の陣没後、姜維は魏の名将・司馬懿の追撃を防ぐという功績を挙げ(死せる孔明、生ける仲達を走らすの元ネタ)
諸葛亮の後継者・蒋琬の下で軍の中枢を握るも、蒋琬は程なく失脚。
政権を引き継いだ費禕は内政に力を注ぐため姜維を掣肘し、大軍を率いての北伐はなかなか行えなかった。
かくして蜀が内政に注力している間に、魏はさらに国力を増し、涼州に確固たる基盤を築きあげていく。
費禕の死後、軍権を握った姜維は、この状況を打開すべく連年、大軍を率いて出兵した。
姜維は総司令として軍才を十全に振るい、勝利を重ねたが、
段谷の戦いで鄧艾に大敗し、精鋭部隊を失うと以後は負け続けとなった。
また、度重なる出兵が国政を圧迫したことで、前線に立つ姜維と内地を治める朝廷との亀裂が深まっていった。
やがて魏が蜀を滅ぼすべく大軍勢を発することを察知した姜維は、朝廷に増援部隊を派遣するように求めたが、朝廷は救援要請を握りつぶした。
魏の大軍勢が蜀に迫ると、ようやく増援部隊が派遣されたが、すでに遅きに失しており、
鄧艾率いる迂回部隊によって蜀の皇帝劉禅は降伏。蜀は滅亡する。
姜維は蜀の再興を諦めず、魏の武将・鐘会を籠絡して共に反乱を起こしたが、
反乱は失敗し、鐘会もろとも魏の兵士達に斬り殺された。
三国志演義では諸葛亮の弟子であり趙雲と互角に打ち合う強者として描かれる。
【蛇足】
ちなみに緑沈槍は原文(簡体字)だと绿沉枪と書かれる。
中国古代十大名槍は他に項羽の覇王槍、岳飛の瀝泉槍、馬超の虎頭湛金槍などがあるそうな。
最終更新:2016年06月20日 20:30