【元ネタ】ローマ神話、『黄金の驢馬』
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】プシューケー
【性別】女性
【身長・体重】150cm・45kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力A 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
単独行動:D
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
もとは人間だったが、後に不死の神饌を飲んで女神になったとされる。
魅了:A
魔性の美貌により、老若男女を問わず対象の精神を虜にする。
ここまでくると魅惑ではなく魔術、呪いの類である。 対魔力で抵抗可能。
愛と美の神ウェヌスの信仰を奪うほどの美貌を持つ。
動物会話:C
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
動物たちは皆アーチャーの身を案じ進んで力を貸してくれる。
【宝具】
『射止められしは愛の神(フォールン・クピードー)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
アーチャーに何らかの害意が向けられたとき、その敵に対して自動的に放たれる矢。
矢に射られた者は攻撃のダメージや効果をその身にはね返される。
プシューケーを射ようとしたクピードーが、誤ってその矢で自身を傷つけたという逸話を再現した自動反射宝具。
攻撃反転の概念たる矢は距離や数といった制限もなくあらゆる攻撃をはね返すが、
自身を標的にしない攻撃には効果がないため、巻き添えには弱い。
『愛と悦びの息吹の矢(サギッタ・デ・ウォルプタース)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1人
アーチャーの女神としての権能を封じ込めた弓矢。
この矢に射られた者は、愛する者と結ばれ共に生きることの幸福に目覚め、戦意を喪失する。
サーヴァントならばその場で聖杯を求めることをやめて消滅してしまうだろう。
ただし愛する者が誰一人いない孤独な者には効果が薄い。
本来聖杯戦争では降臨し得ない神の力を、夫であるクピードーに倣い矢の形に落とし込むことで、
一刻に限り、辛うじてアーチャーの宝具として具現化させたもの。
真名解放の際には、アーチャーの背に蝶の羽が生え神々しい光を放つ。
この状態では自動反射は働かないが、生命の名を持つ神としての姿なので、高い対魔力と治癒力が備わる。
【Weapon】
『燭台』
さしたる力はないが、神であるクピードーに火傷を負わせたことから
その炎と熱は防御系のスキルや宝具によって防がれない性質を持つ。
『小箱』
冥王の妃プロセルピナから預かった、地獄の眠りの入った箱。
開けた者は永遠に覚めない眠りに落ちるが、外部から起こすことはできる。
【解説】
ローマ神話、及びそれを元にした、アプレイウスの『黄金の驢馬』の挿話に登場する女性。
その美貌のため美の神ウェヌスの嫉妬を買うが、
誤って自分を傷つけてプシューケーに惚れたウェヌスの息子クピードーと結婚し、
姑の執拗なイビリを(主に他人の助けで)乗り越えて、
最終的にクピードーの伝手で神にしてもらい、夫婦として認められる。
クピードーとの間には『悦び』という名の女神が生まれた。
その愛らしさでおねだりすると、
大抵周りの助けとラッキーが何とかしてくれる他力本願体質の愛され系お嬢様。
だが本人はあくまで悪意のない純粋な女の子である。世間知らずで単純とも言うが。
宝具も勝手に相手に自滅してもらうというもので、
彼女のやることは主に突っ立っているだけである。
そもそもアーチャーになれたのも、夫の要素を強引に取り込んだ結果。
2つ目の宝具は神としての強力な力を持つが、
本人の弓矢の腕がお察しなため微妙に使いづらい。
あと原典だとどうも活躍のほとんどの場面で妊婦の状態っぽいが、
ボテ腹のサーヴァントとかちょっと画的にヤバいかもしれない。
最終更新:2016年10月07日 22:12