【元ネタ】中国民話
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ミナション
【性別】男性
【身長・体重】177cm・69kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運E 宝具D
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:C
騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
野獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
使い魔:C
鷹、牛、犬、鶏を使い魔として使役できる。
契約は必要無く、思念を送るだけで可能。
魔力放出(炎):A-
武器に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
セイバーの場合、宝具に蓄えられた魔力が燃え盛る炎となって現れる。
【宝具】
『日月斉う四の鳥獣(いつわりをほろぼしまことをえる)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:64人
宝具『屠鳥の刃』から大規模な炎熱を放出する対軍攻撃。
偽太陽一つ分の魔力を一息に消費する事で発動し、獣の形をとった炎が敵を薙ぎ払う。
最大四個分の同時消費により更なる威力を呼び起こす事もできるが、
その場合は個数に応じた難易度の、幸運による自壊判定を要する。
【Weapon】
『日輪斉う屠鳥の刃』
峰で八つの偽太陽を叩き落とし刃で大怪鳥の九頭を刈った、柄の長い鉤型の鉈。
峰で打った相手の魔力を吸収して蓄え、刃の威力を増大させる特性を有する。
召喚時点で偽太陽の魔力が蓄えられており、魔力放出(炎)の使用を可能とする。
【解説】
中国苗(ミャオ)族が伝える英雄ミナション。
八つずつの偽の太陽と月を排除し、それらを産み落とした九頭の怪鳥を討った人物。
真っ黒い翼は天を覆い、羽ばたきは天地が引っ繰り返りそうな嵐を呼び起こし、
目をぐるりと回すと千の稲妻が迸り、鼻息を出せば一万の雷鳴を生じさせる怪鳥。
この化け物は太陽の樹に金の卵を、月の樹に銀の卵を八つ生み、どこかへと去った。
64日後、卵から太陽と月が生まれ、九つずつのそれが地上を照らし大惨事が起こった。
洞窟が多い地に住み比較的難を逃れていたミャオ族の一人ミナションは、鷹狩りの鷹、
歳経た赤牛と大きな黒犬、灰色の雄鶏の助力を受けてこの問題を解決しようと志す。
馬桑の木を中継して太陽の樹に飛び移った彼は偽の太陽八つを全て叩き落とし、
落ちたそれは赤牛が喰い、腹に溜まって牛黄になった。鷹は月の樹で偽の月を啄み、
落ちたそれは黒犬に食われた。だが戦いの間に本物の太陽も落ち月は姿を隠し、
世界は真っ暗となる。明かりを点けようとミナションが火打石を打つと馬桑の木が折れ、
中継地点を失くした彼はもはや地上に降りる事ができなくなってしまった。
そこに怪鳥が再び卵を産もうと現れ、ミナションと激しい戦いを繰り広げる。
九つの頭を切り落とされた怪鳥の断末魔は太陽と月の樹を折り、山を崩した。
主を見つけ救おうとしていた動物たちは灰雄鶏の歌声により本物の太陽を
天上に呼び戻す事には成功したのだが、ついにミナションが戻る事は無かった。
彼は化け物鳥が死ぬ時、その背から月へと飛び移ったのだと語られる事となった。
最終更新:2016年10月07日 22:59