【元ネタ】史実 明史 民間伝承
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】戚継光
【性別】男性
【身長・体重】169cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運D 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
中国武術:A++
中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。
修得の難易度は最高レベルで、他のスキルと違い、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。
様々な武術に携わり、特に拳術は太極拳の開祖、陳王廷に大きな影響を与えている。また、竜行剣と呼ばれる剣法の開祖と伝わる。
圏境:C
気を使い、周囲の状況を感知し、また、自らの存在を消失させる技法。
嵐の航海者:A
船と認識されるものを駆る才能。
集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、
カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。
ラーニング:B
自らの不足を補わんとする学習意欲。
戦闘終了後、相手の持つ技術スキルを一定確率で会得する。
倭寇の剣術『陰流』の目録を入手し、辛酉刀法を著したと伝わる。
【宝具】
『神威烈水槍(やり、ながれとどめず)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
中国古代十大名槍の一つ。唐順之に学んだ槍術を十全に用いるために作り上げられた中華ガジェット。
貯蔵された水液が使用者の意思に応じて槍の内部を流れ、その重心を逐一変化させる。
結果として、初速から最高速の間断なき加速、緩急自在の制動、予備動作なしの流れるような方向転換といった
英霊にあっても常識の埒外とも言うべき槍術が可能となる。
『戚家軍(ぐん、わがわざをそなう)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:1000人
役立たずと化していた官軍に代わり、自ら鍛え上げ勇名を馳せた三千の軍勢を召喚する。
召喚された軍勢は、戚継光の持つスキルを1ランクダウンした状態で習得しており、
英霊には及ばぬまでも、それに準ずる実力を発揮する。
また、召喚された軍勢の装備は、戚継光のクラスによって変更される。(ライダーのクラスの場合、船団となる)
【解説】
明代の武将。字は元敬。
倭寇やモンゴルと戦い功績を挙げた他、後世に残る兵法書や武術書を著した名将。
ランサーの他にセイバー(竜行剣)アーチャー(鳥銃=火縄銃と大砲=フランキ砲) ライダー(戚家軍の持つ船団)など多様なクラス適正を持つ。
幼いころから読書を好み、歴史の大要に通じた。
やがて倭寇の侵犯に対処することとなるが、当時は官軍の弱体化が著しく、ほとんど功績を挙げられていない。
そのため『戚継光は功績がなく、異民族と通じている」という讒言まで受けている。
この官軍の腐敗ぶりに
見切りをつけた戚継光は、自ら兵を徴募し、武術を教え、戦艦・火器・兵器を熱心に準備した。
こうして出来上がった『戚家軍』は、戚継光の信賞必罰・剛毅果断の在り方もあって、凄まじい強さを発揮。
度々倭寇(後期倭寇であるため構成員の大半は中国人だが)を打ち破り、その名を天下に轟かせたという。
海禁令が解かれ、倭寇が沈静化していくと、戚継光は北方の薊門に任地を転じ、モンゴルとの国境を守ることとなる。
戚継光は万里の長城を整備・増築する一方、大軍だが貧弱な現地の軍の規律と装備を改善し、国境で最高のものに変えた。
モンゴルとの戦闘では倭寇との戦いの時ほどではないが幾度も功績を挙げ、反覆常なきモンゴル勢を相手に良く守った。
ついには薊門の守りの堅固さから、モンゴル側が戦いを避けるまでになったという。
しかし、戚継光を特に信任していた重臣・張居正が世を去ったのを皮切りに、その命運は暗転する。
張鼎思の讒言を切っ掛けに戚継光は広東に左遷された上、病気を理由に辞職を申し出ると弾劾を受け免職された。
三年後、戚継光は失意の内に死去する。
しかし、その武功は忘れ去られず、彼の著書『紀効新書』『練兵実紀』は軍事を語るものがつねに尊び用いるものとなったという。
最終更新:2016年06月20日 20:33