【元ネタ】史実(ウェールズ)
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】スウェリン・アプ・グリフィズ
【性別】男性
【身長・体重】168cm・68kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
カリスマ:C
輝ける最後のウェールズ大公。
団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
反骨の相:D
忌わしき最初のウェールズ大公。
同ランクの「カリスマ」を無効化する。
軍略:D
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
千里眼:C
視力の良さ。視野・同時捕捉数の拡大、動体視力の向上。
【宝具】
『カムリびと不朽なれ(カムリ・アン・ベス)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~30 最大捕捉:30人
北部ウェールズの投槍と南部ウェールズの長弓による多重攻撃。
重なり合って飛来するその一方は虚、一方は実である。
攻撃対象となった者はいずれを防御するかを決定せねばならず、
虚の側を防御してしまえば実の攻撃は必ず命中する。
【Weapon】
『無銘・短槍』
【解説】
大スウェリンの庶子グリフィズの次男、スウェリン(二世)・アプ・グリフィズ。
独立時代最後の大公にして、イングランド王が承認した最初のプリンス・オブ・ウェールズ。
祖父、父グリフィズ、叔父ダフィズが亡くなった後、スウェリンは兄弟やイングランド王らと
政戦両面の争いを繰り返しながら勢力を拡大し、ウェールズ大公を名乗る。そして1267年、
イングランドの宗主権を認めた上でモントゴメリ条約によりウェールズ大公を認められた。
「スウェリン二世は王達の要石となる人物だった」と当時のイングランド史家は記している。
彼の治下でウェールズの人口は急激に増大し、街は発展し、知識階級は広がった。ところが
旧来の北部ウェールズ領と大公としての間接的関わりに飽き足らず全土を支配しようとした為に
南部諸侯の敵意を買い、国内が安定して来たイングランド側からもまた圧力を強めて来た。
結果、イングランド王エドワード一世の侵攻に敗れ、領地の多くと大公の実権を失ってしまう。
そして1282年、妻を亡くした失意のスウェリンはイングランド勢力に対する弟ダヴィズの
無謀な叛乱に加わり、ビルズウェルズで槍にかかり戦死した。首はロンドンで晒されたという。
ウェールズとイングランドの聖職者によって、完璧なまでに相反する墓碑銘が記録される。
前者曰く『イングランドを懲らしめる者、スノードニアの守護者、ウェールズのスウェリン王子、
人柄は真に純粋、近世の王の中の宝石、過ぎし王の花、未来の王の手本、正しき力もて光を放つ』
後者曰く『ここに眠るは過ちの王子、裏切り者そして盗人、燃え立つ炎の先導者、悪人の首長、
野蛮なウェールズ人の悪の天才、善人を殺そうと探し求めた、不幸なトロイア人の屑、悪の根源』
最終更新:2016年10月07日 23:09