【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】石敬瑭
【性別】男性
【身長・体重】196cm・90kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C(E-)
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
ただし、中華圏での召喚時には最低ランク以下となる。
単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。
【固有スキル】
売国奴:A
漢奸の代表的人物。
本来最大の知名度補正を受けられる地での召喚時、逆にパラメーターがダウンする。
カリスマ:C(-)
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。
ただし、中華圏での召喚時には消滅する。
【宝具】
『父皇帝に献じよう(えんうんじゅうろくしゅう)』
ランク:E~B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
契丹に献上された燕雲十六州を具現化する宝具。
サーヴァントとして現界するにあたり、彼が用いた“外交手段”たる宝具として手元に戻っている。
他の英霊にE-ランクの対陣宝具として献上することができ、
献上を受けた英霊は中華圏からの知名度補正が加わり、パラメーターが強化するが、
その代償として石敬瑭を害した場合は補正が逆転し、弱体化する。
全部を一度に割譲することも、ばら売りすることもできる。
なお、使えば使うほど宝具のランクも石敬瑭の霊格も減少する。
【解説】
五代十国時代の後晋の初代皇帝。
父の代から李克用の一派に仕え、その風貌は戦国時代の李牧や前漢の周亜夫の風格があった。
若くして後唐の皇帝 李嗣源(明宗)に認められ、彼の娘婿に迎えられて武将として頭角を現してゆくが、
明宗が死去すると、末帝 李従珂からは疎まれ、天平節度使に左遷されたことを期に契丹の協力を得て挙兵。
瞬く間に後唐を滅ぼし、後晋の建国を宣言することとなる。
即位後は情勢を安定させるために契丹に燕雲十六州を献上し、大量の銀や絹を毎年送る屈辱的な内容の臣従を行なった。
十歳以上年下の契丹の皇帝 耶律堯骨のことを「父皇帝」と呼び、自らは「児皇帝」と称した。
統一政権の座を確立した後晋であったが、敬瑭のやりかたに不満を抱く臣下からの反発や、
契丹からの圧力に耐えかね、敬瑭は即位から五年で死去。
後晋は次の代で、一転して対契丹路線を突き進むが、成果虚しくその代で契丹に滅ぼされた。
敬瑭本人は、簡素と倹約を好み、民の声にもよく耳を傾けていたが、民族意識が高まった近代中国に於いては
売国奴を意味する「奸漢」の烙印を押される代表的人物の一人として挙げられることが多い。
なお、石敬瑭は漢民族ではなく、突厥沙陀部出身者である。
最終更新:2016年10月07日 23:18