メジェド

【元ネタ】エジプト神話、死者の書
【CLASS】ランチャー
【マスター】
【真名】メジェド
【性別】不明
【身長・体重】94cm・4800g
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷A+ 魔力A+ 幸運B 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:C++
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 炎熱属性の魔術に対してはA+ランク相当の対魔力を発揮する。

【固有スキル】
気配遮断:EX
 『夜の世界たる冥府に住まう者』という属性に由来する制約。
 日中はサーヴァントとしての気配を完全に断つことができるが、
 同時に日没まで実体化・物質界への干渉を行えない。

神性:A+
 神霊適性を持つかどうか。
 死者の書においてのみ記される秘神。
 迷える亡者を害する悪霊とも同列に語られる亜神的な存在であるためか、
 純正の神霊に比べるとその霊格は数段劣る。

魔眼:A+
 赫奕の魔眼“ハルマキス”を所有。
 両の眼から超熱量の光線を放ち、標的を灼き焦がす。
 ダメージ計算において、太陽神に由来する神性か加護以外の防御特性を無視する。
 この能力は「死者の霊魂を視線にて射抜き、裁きの場へ導く」という権能の一端に過ぎない。

魔力放出(炎):A
 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。
 ランチャーの場合、火炎放射や閃光による視覚妨害、ジェット噴射式の回転飛行を可能とする。
 その速度は音速を優に凌駕するが、何故かどこから見ても視線が合う。

【宝具】
『打ち倒せし照覧者の眼(アイ・オブ・ホルドゥアト)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 魔眼ハルマキスの最大行使。
 冥府(ドゥアト)に射す太陽光線にして、死の理から外れたモノを捉える“聖なる視線”
 死者の属性を持つ存在に対し、強制的な即死判定を与える。
 “冥界降り”の権能に基づくものであるため、粛清防御値を備えていなければまず対抗不可能。
 発動の条件として「夜明けの直前直後という僅かな間に相手を視認する」必要がある。
 また、現代における権能再現にはリスクが伴い、高確率で霊核への重篤なダメージフィードバックが発生する。

【解説】
死者の書でのみ言及される謎多き神性。
冥府の支配者オシリスに仕える眷属神の一柱であり、
冥界を降る死者を魔性の者から護り、審判の場へと導く役割を持つ。
不可視でありながら眼光を放ち、火を吐きながら空を飛び回る恐ろしい存在とされるが、
絵に図示されたその姿は、「目と足だけが伺える白い布を被ったナニカ」としか表現不能な奇妙極まりないもの。
メジェド(打ち倒す者)の呼称は、既存の神を表す形容語句・別称であると考えられ、
その正体は太陽神ホルスの異なる相、昼と夜が交じり合う地平線上における顕現とも解釈される。

ネット界隈で妙な人気を誇るキモカワ系死神。
とうの昔に忘れ去られた神であるせいか、現代の信仰とも言えるゆるキャラ的パーソナリティを獲得している。
不可視云々は夜の存在であることに由来する気配遮断で表現、冥界のホルス説はかなりこじつけ。
最終更新:2016年10月08日 11:35