【元ネタ】史実
【CLASS】ファナティック
【マスター】
【真名】元宏(北魏・孝文帝)
【性別】男性
【身長・体重】159cm・52kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷D 魔力B 幸運E 宝具B
【クラス別スキル】
信仰の加護:A+++
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
……高すぎるため、是とする文明以外のものは“破壊すべきもの”としか認識しない。
【固有スキル】
カリスマ:C-
支配階級としての威圧を示す“強行な意思”。
中華思想視点での“蛮族”に対してワンランクアップするが、同時に敵対心も強く煽る。
胡漢融合・革新:A
時代の革新者たる英雄に与えられる特殊スキル「革新」。
元宏の場合、更に胡漢融合の文言が追加される。夷狄と漢族の垣根を取り払う変革。
相手の出自が中華思想視点で「蛮族」と認識される場合、
自分に有利な補正が与えられる。逆に中華の英霊などには何の効果もない。
それどころか自身の出自ゆえに自己矛盾が生じ、各種スキル、宝具の効果が落ちる。
【宝具】
『夷狄排他す急進皇帝(げんぎ、かんにかえる)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
孝文帝による強制漢化政策の具現。
レンジ内に存在する、中華思想視点で「蛮族」と認識される
全ての英雄のステータスをランクダウンさせる。
中華思想の排他性から、中華以外の全ての英雄に効果があるが、
遠い国の英雄などにもたらす効果は微々たるもの。
逆に、中華と隣接した「蛮族」ならば、最大で全ステータスを2ランクダウンまで持ち込める。
【解説】
五胡十六国時代末期、北魏の第六代皇帝。
民族は漢族ではなく鮮卑族で、本名である拓跋宏と記す文献も数多い。
わずか五歳にして皇帝として即位し、養母に当たる馮太后による垂簾政治が展開された。
馮太后が死去すると、ショックのあまり財務はおろか食事さえ取れないほど衰弱した。
だが太后の死から四月あまり後、孝文帝は親政を開始し、
南斉侵攻を口実とした洛陽への強制遷都を始め、鮮卑的な文化を徹底的に禁じ、
国姓も拓跋から漢民族的な「元」へと変更した。 孝文帝は三十三歳という若さで夭折したが、
孝文帝の死から二十年ほど後に六鎮の乱なる大反乱がおき、北魏が分裂したことから、
やはり鮮卑人が抱いた強制漢化への不満は、非常に大きかったようだ。
最終更新:2016年10月08日 12:05