【元ネタ】史実、バーバグの子アルダクシールの行伝
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】アルダシール1世
【性別】男性
【身長・体重】186cm・76kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
【固有スキル】
カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。
変装:B
変装の技術。
Bランクであれば、サイズが許す限り大抵の姿に変装できる。
光輪の加護:A+
ゾロアスター教に置ける王権の象徴・カウィの光輪の導き。
アサシンはカウィの光輪に至ったことで王権と勝利の加護を得たと伝えられる。
光輪の聖炎ファローバーグの守護により、アサシンに対しての不意打ち・暗殺の類の攻撃は一切通じない。
【宝具】
『滾り蕩かす帝王炎(アータシュ・ヴァフラーム)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:1~7
竜王ハフターンボークトを討伐した熔銅。
神々に祭祀と勧請を行うことで、アサシンが手に持つ銅塊は聖火が灯り、超高熱を宿す流体となる。
この状態になった熔銅はアサシンの意思のまま自由自在に形状変化・操作することが可能となり、
対象に触れれば、肉体と共に魔力を浄滅する。
その特性上、対象の体内に流し込むことで必殺の効果となるが、
体外から浴びせるだけでも十二分に重大なダメージを与えることが可能。
また盛大に煮え滾りながらも、その熱光と沸騰音、そして魔力の密度をアサシン以外に認識させない。
【Weapon】
『王の栄光(アクワルタ・クワルナフ)』
ゾロアスター教に置ける王権の象徴。カウィの光輪。
本来はEXランクの宝具だが、この光輪はアサシンの所有物ではなく、意思を持ってアサシンを導く存在である。
『アルダー』
アルダワーン王から盗んだ、一日に450kmの距離を行く名馬。
本来は無銘だが、アルダー(正風)の如く駆けることからこの名を冠した。
【解説】
ササン朝ペルシアの創始である再建帝。193年生誕。241年没。在位226年-241年。
パルティアの属国であったペルシス地方の王バーバグの息子として生まれ、
父王の事業であるパルティアからの独立活動を継ぎ、224年にホルミズダガンの戦いでパルティア王を下す。
その後、パルティアの数ある属国も制圧していき、226年に諸王の王(シャーハーン・シャー)を名乗り、
ここにササン朝ペルシア帝国が創建された。
西方侵攻ではローマ帝国とまでも争い、戦果は一進一退でそれ以上は領土を広げられなかったが、
東方・北方では成功を収め、ペルシア帝国再建と呼ぶに相応しい広大な領土を支配下に置いた。
アレクサンドロス大王の侵攻にあって以来失われていたイラン全土の統治権を、
ペルシア人の手に取り戻したことをアルダシール自ら誇示していたことから、
大ペルシア帝国の復古する意図を強く持っていたと考えられている。
アルダシールは父と同様に王でありながら神官でもあり、王権は正統なる神授のものであることが強調され、
アルダシールが最高神より王権象徴の光輪を渡される姿を描いたレリーフも残されている。
ペルシア帝国の再建者であると同時に、パルティアの聖火を廃し、
新たな聖火を灯したアルダシールは、ゾロアスター教の再建者でもあった。
7世紀頃に編纂されたと言われる英雄物語『バーバグの子アルダクシールの行伝』では、
光輪を同伴し、パルティア王アルダワーンと竜王ハフターンボークトを討伐する英雄として描かれている。
【コメント】
宝具は「月霊髄液」の超強化版をイメージ。
ヴァフラーム火はアルダシール自身が建立した聖火で、ウルスラグラ神の火。
ファローバーグ火は三大聖火序列第一位で、『行伝』作中でアルダシールを暗殺から守ったりしている。
タバリーの史書ではかなりの武闘派だが、『行伝』では逃げたり潜んだりばっかしている気がする。
だけど自ら竜軍と交戦したことを評価して高めのステータスとした。まあその時は負けたけど。
タバリーの史書では、アルダシールの祖父ササンは80人の猛者を片腕で撃退出来る英雄ってことになってて、
ハフターンボークトは人間の王で、アルダシールに剣で真っ二つにされたことになっていた。
史書よりも『行伝』の方が古いので、魔物→人間という風に伝承変化した珍しい例。
『行伝』では剣持ったり馬に乗ったり矢を射たりしてるので剣・騎・弓などが適正クラスだが、
竜王の殺し方が暗殺っぽいのでアサシンとなった。神官皇帝なのでキャスターもいけるか?
最終更新:2016年10月08日 17:33