【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】フアナ狂女王
【性別】女性
【身長・体重】172cm・57kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力E+ 耐久E+ 敏捷D+ 魔力D+ 幸運E+ 宝具C
【クラス別スキル】
狂化:E(A)
パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
だが彼女の精神状態は最初から不安定なので、時折唐突に正気に戻ることがある。
気配遮断:C-
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば発見する事は難しい。
狂化ランクが高くなった場合は強制解除される。
【固有スキル】
二重召喚:B
バーサーカーとアサシン、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
地形適応:E
特殊な地形に対する適応力。
多少夜目が利く程度。
騎乗:D
嗜み程度の乗馬技能と、棺を担いだロバを牽く才能。
狂化ランクが高くなった場合は機能しなくなり、自分で棺を担ぐようになる。
【宝具】
『端麗納めし邪病の棺(コフィン・オブ・フアナ・ラ・ロカ)』
ランク:C 種別:対衆宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:100人
黒いロバが担いでいる棺。
中に眠るのは最愛の夫・端麗公フィリップである。もう一度言おうフィリップである。
黒死病に罹って死んだとも、毒による暗殺とも言われている逸話から、
遺体が納められている棺からは常に魔力で形成された病毒が散布され続け、
フアナ以外の全ての生物を平等に毒し続ける。
精神判定に相手が失敗した場合、病毒によるダメージがさらに増加する。
なお、この宝具を開帳した状態での移動時には、気配遮断のランクは下がらない。
『賢女王海峡拳(マン・シンキング・ヨ・ラ・レイナ)』
ランク:E++ 種別:対男性宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
精神状態が良好の状態な時のみ発動可能な宝具。
男の傲岸さ、男尊女卑具合に応じて威力を変動させる必殺拳。
フアナの拳から迸るカレー海峡の波の如き超水流は、
女を性欲処理の道具くらいにしか見ない男の傲岸さを逃さず見透かし、
拳の直撃と同時に、相手に船から海に投げ出されたような苦しみを与えながら溺死させる。
「娼婦を海に捨てるというならまず彼女らを喰い物にした殿方から沈めましょう」
「これはフィリップ殿下とて例外ではありませんよ」
【解説】
カスティーリャ王国の女王。
ブルゴーニュ公フィリップと政略結婚をするも当初はギリギリ相思相愛と言ってよい関係であった。
しかし次第にフィリップの浮気性ゆえに激しく苦悩し、
そこから生じる不和によって彼女の精神は摩耗していった。
(温室育ちのフィリップとカスティーリャ国の風土が合わなかったことも不和の一因)。
イサベル一世の死後にカスティーリャ王位に就くと、フィリップはカスティーリャ王フェリペ一世を僭称し
共同統治が開始されたが、彼の故郷びいきが過ぎる政策に彼女は真っ向から反抗。
そんな矢先にフィリップが急死し、危ういながらも均衡を保っていた精神が崩壊。
夫の埋葬を許さないなどの奇行が目に余ったため、父によって辺鄙の城に幽閉され、
そこで四十年以上をその城に軟禁されて過ごしたが、最期まで退位自体は拒み続けた。
彼女の狂女王のイメージは大半が「暗く恐ろしい女」という物になっているが、
実際はそこまでひどくなかったようである。もっとも、聖杯はそんなん知らんと吐き捨てるだろうが。
なお一夫多妻去勢(溺殺)拳はネタ。
あと娼婦の一件については娼婦がそのあと助かったかどうかは定かではないらしい。
最終更新:2016年10月08日 19:29