張繍

【元ネタ】三国志 民間伝承(元代の戯曲)
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】張繍
【性別】男性
【身長・体重】179cm・71kg
【属性】秩序・中立
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【保有スキル】
心眼(真):B
 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

カリスマ:C
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一勢力の長としてはCランクで十分と言える。
 彼の参謀である賈詡の言によれば「あなたは軍才に秀でておられるが曹操には及ばない。しかし曹操麾下の将に負けるはずがない」とのこと。
 賈詡とともに曹操とさえ互角に渡り合ってみせた名将の一人。

百鳥朝凰槍:-
 対人魔槍。最大補足:1人。
 槍術の師、童淵から伝授された奥義。張繍の他に張任、趙雲が習得したという。
 穂先に炎熱を纏うほどの速さで連続突きを繰り出す絶技。

【宝具】
『北地槍王(かみのやり)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
 超軍師、賈詡の手で作り上げられた中華ガジェット。
 神槍とまで謳われた張繍の槍術を生かすべく設計された黄金の槍であり、
 百鳥朝凰槍の威力を倍増させる効果を持つ。
 ちなみに真名の北地槍王とは民間伝承における張繍の渾名である。

【解説】
 後漢末期の武将。群雄。
 民間伝承では神槍と謳われる槍の名手として登場する(が趙雲に敗れる)

 自身を抜擢してくれた上司が叛徒に殺されると、張繍はその仇を討ち、名を挙げた。
 叔父の張済の下でも武将として活躍。張済が流れ矢で死亡すると、その軍勢を引き継ぎ群雄として独り立ちする。
 三国時代随一の名軍師・賈詡の進言に従い、劉表の同盟勢力にもなった。

 曹操に攻め込まれると一度は降伏するも、曹操は張繍の義理のおばを妾にし、更に張繍の暗殺を計画した。
 これを察知した張繍・賈詡は先んじて反乱を起こし、多くの将兵を討ち取る。
 以後、劉表と再度同盟。食糧援助を頼みつつ、劉表陣営の遊撃隊として曹操軍としのぎを削りあった。

 当時、天下を狙う二強であった袁紹と曹操の対立が鮮明化すると、
 張繍は袁紹側につこうと考えたが「曹操は窮地にあるからこそ我らを厚遇する」という賈詡の進言を容れ、遺恨を水に流して曹操に助力する。

 官渡の戦いでも張繍は活躍し、曹操陣営でも随一の大身に任じられるが、烏桓征伐の折に陣中で病没した。
 曹丕に頼みごとに赴いた際、「私の兄(曹昂のこと)を殺したのに、どうして平気な顔で会えるのだ」と言われたため、
 不安を感じ自殺したのだ、とも伝えられる。

 民間伝承では趙雲とは同門の兄弟子であり、長坂の戦いでは趙雲と300合も打ち合ったが、
 最後は趙雲が独自に編み出した奥義・七探蛇盤槍の前に敗れたとされる。

【蛇足】
 中国に伝わる童歌に曰く

 一呂二趙三典韋(呂布、趙雲、典韋)
 四関五馬六張飛(関羽、馬超、張飛)
 黄許孫太兩夏侯(黄忠、許褚、孫策、太史慈、夏侯惇、夏侯淵)
 二張徐龐甘周魏(張遼、張郃、徐晃、龐徳、甘寧、周泰、魏延)
 神槍張銹與文顔(張繍、文醜、顔良)

 この順番に実力者である、とされる。
最終更新:2016年10月08日 20:39