足利義満

【元ネタ】史実 日本史
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】足利義満
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

【保有スキル】
黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 一生金銭には困らない。

毒花の御所:A
 対象者の憤激を誘い、攻撃を自身に誘引する精神干渉スキル。
 脅威となる守護大名をあえて挑発し、反乱した彼らを討つことで権力基盤を固めた来歴に由来する。
 精神干渉に対する耐性で回避可能。

【宝具】
『骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
 戯れに斬る真似をするだけで、対面する者の骨を砕き死に至らせたという薙刀。足利家の重宝。
 命中判定の成否に関わらず、対象に防御力を無視した追加ダメージを与える。
 追加ダメージの値は限定数値で、ランサー自身の筋力は影響しない。

『北山殿鹿苑金閣(きたやまどの ろくおんきんかく)』
ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 金閣寺と鏡湖池を召喚し、自らの陣地として運用する。
 また、金閣寺を中心とした広範囲にパラメータを1ランク下げる威圧を与える。
 傍目には地上に建設される金閣寺が本体のように見えるが、
 実際は鏡湖池に映る金閣寺が本体であり、こちらを破壊しない限り、地上の金閣寺も破壊されない。

【解説】
 室町幕府第三代将軍。二代将軍義詮の子。幼名は春王。
 幼少期は南北朝の動乱に振り回されたが、
 将軍職についてからは派閥間の抗争や内紛、守護大名の反乱などを利用し勢威を徐々に強め、
 名実ともに武家の第一人者となるまでに成長する。

 権力基盤を固めた義満は朝廷を支配下に置き、寺社勢力を硬軟両面の方策で懐柔、
 さらには詐術を以って南北朝を統一させることに成功する。

 西日本で義満に対抗しうる勢力を保持する今川貞世、大内義弘を排除することで
 絶対的な武力を示した義満は長年の夢であった明国との正式な通交の確立へと着手する。

 南朝の懐良親王がすでに『日本国王』として明国に認められていたことに加え、
 天皇の臣下であること(明にとっては天皇の陪臣であり、天皇としても明国への臣従を伴う通交は受け入れがたいものであった)から難航するが、
 最終的には義満が『日本国王』を名乗る形で明国に朝貢する形式をとった勘合貿易を成立させた。

 以後、絶対権力者として栄華を極め、北山文化を成立させるが、
 病に倒れ、不仲だった息子の足利義持が後を継ぐと、その政策のほとんどは否定され廃止されたという。

 倨傲にして他者を省みない人物で、その政策は“強きを助け、弱きを挫く”というものだったとされる。
 この事から「賢明ではない」と批難されることもあったが、
 一方で勘合貿易により巨万の富を蓄えたことや、
 これ以前も以後も守護大名のまとめ役以上にはなれなかった室町幕府にあって
 ただ一人、絶対的な支配者として権勢を振るった事は特筆に値する。
 しかし、足利義持により政策が転換されたことで彼の挙げた成果は時代の徒花に終わってしまった。
最終更新:2016年10月08日 21:01