アダンク

【元ネタ】ウェールズ伝承
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】アダンク
【性別】雄
【身長・体重】195cm・100kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運E 宝具E
【クラス別スキル】
気配遮断:A++
 気配遮断の究極である透明化を可能とする。
 発見することは不可能に近いが、優れた術者であれば
 “魔力が用いられている何事か”を感知する事は可能である。

【保有スキル】
怪力:C
 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。

水棲:-
 陸上では無力に近い。
 耐久を除く全ての基本能力値がEランクとなる。

陣地作成:E
 自らに有利な陣地を作り上げる。
 “ダム湖”の形成が可能。

投擲(投槍):D
 投槍を砲弾の如く放つ能力。

【宝具】
『海狸堤溢流(アヴァンク・イ・シーン)』
ランク:E 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 陣地を 破棄し/破壊され 放水する事で、
 周辺一帯の水位を任意の位置まで引き上げる事ができる。
 所要魔力は本来の水位との差によって決定される。

【Weapon】
『投擲用毒槍』

【解説】
 ウェールズの伝説に現れる水棲の怪物。
 大きな青黒いビーバーの姿(巨大な鰐とも)、ユニコーンのように美女が好き、雌が少ない、
 爪は鋭く獲物の魚を引き裂いて食う、怖ろしい怪力を持ち大岩を運んで巣を作る、
 性格は気荒く、何でも水に引きずり込み大型獣や人間さえ食い尽くす、などと語られる。
 大洪水を引き起こし二人だけを残してブリテン島の人間全てを押し流す力を見せる一方で、
 少女の膝で眠る所を捕えられる、神牛の力で水から出され無力になるといった弱点も持つ。

 『エヴラウクの息子ペレドゥル』のアダンクは湖に棲み、毎日人を殺していた怪物。
 巣としている洞窟の入口には円柱があり、陰に隠れるアダンクからは侵入者が見えるのに
 侵入者の側からはアダンクが見えず、そして侵入者は毒槍によって殺されてしまう。
 ペレドゥルさえも、策無く挑めば「力でなく狡賢さによって」殺されるのである。
 アダンクの姿が見えるようになり、アダンクからは見られないようになる秘石を
 大クリスティノビルの女帝がペレドゥルに与え、お蔭で彼はアダンクを殺す事ができた。

 別の伝説では、アルスル(アーサー)がスノードンのバルフォグ湖でアダンクを殺している。
 馬でアダンクを引きずりあげた時の蹄の跡“アルスルの馬の石”が湖近くにはあるという。
最終更新:2016年10月08日 21:04