【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】朱棣
【性別】男性
【身長・体重】180cm・92kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:E
サーヴァントとしての気配を薄める。
【固有スキル】
支援呪術:C
敵対者のステータスを1ランクダウンさせる。
軍師として名高い僧侶・道衍(姚広孝)による法術の行使。
カリスマ:D
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
彼が背負う反逆者の汚名が、大国の皇帝相応のカリスマ保有の障害となっているが、
それでも組織運用と士気の維持には支障をもたらさない。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『君側の奸を除き、君難を靖んじる(せいなんのえき)』
ランク:E~A+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000人
甥から皇帝の座を簒奪し、記録捏造などの工作を用いて、自身の正当性を高めた「天意の上書き」を象徴する宝具。
「天意の上書き」の本質は「大義名分の獲得」にあり、上書きが進めば進むほど、どれほど無茶な状況も実現可能となる。
具体例を挙げるとすれば正面から堂々と殺しにかかっても、十分な「大義名分」さえ蓄積されていれば、
相手は抵抗行動を行えないなどの運命強制力を、宝具によってアサシンは確約される。
天意と同意味の「大義名分」への対抗は、神性か運命への抵抗能力が必要となる。
上書きは時間経過とともに自動で進行するが、進行速度に対しての干渉は不可能。
【解説】
大明帝国第三代皇帝。太祖洪武帝の四男で、在位中の元号から主に永楽帝と称される。
若くして北方防衛の要地である燕に封じられると軍略の才をその地で存分に発揮し、
太祖をして「北雇に憂いなし」とまで讃えられた。
皇太子であった長男・朱標が死ぬと、甥の朱允炆が建文帝として即位すると、
有力な後継者候補であった朱棣は斉泰・黄子澄ら建文帝の側近によって嫌疑を掛けられ、
側近らの手のものにとらえられるギリギリのところで、彼らを「奸臣」として誅するという名目のもと反乱軍を挙兵した。
官軍と反乱軍(通称:靖難軍)の兵力差は圧倒的であったが、太祖時代の有力武官大量粛清が響いて
靖難軍はほとんど不戦勝に近い形で順調に勝ち進んでゆく。
とは言え兵力差の問題から反乱は四年にも及び、最終的に建文帝は生死不明となり廃された。
その後に南京で皇帝として即位した永楽帝は、建文の元号を廃止して、
必要以上に建文帝の人格をゆがめるなどの工作によって「二代目皇帝」を称した。
そのことを認めない民や、建文帝派の臣下を弾圧・粛清し、父が禁じた宦官の重用(立場上仕方なかったとはいえ)を行うなど、
後々しわ寄せがくる政策を行ったが、彼の統治下で明帝国は最盛期を迎え、
万里の長城を超えた五度の遠征や、鄭和を用いた南海大遠征、シベリアやベトナムへの征服出兵など、
とにかくスケールが大きい、気宇壮大な事業を多く手掛けた。
もう少し歴史が違えばティムール朝と激突していたとする、歴史のifに対する興味も尽きない。
最終更新:2016年10月08日 22:09