【元ネタ】原初年代記、または過ぎし年月の物語
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】キーイ
【性別】男性
【身長・体重】194cm・91kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A 宝具B++
【クラス別スキル】
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
【固有スキル】
空間把握:A+
三次元空間を占める物質や現象を正確かつ俯瞰的に認識する能力。
射撃を主に様々な行為に有利な補正がかかり、さらに地形の恩恵をより多く受ける。
A+なら高次元からの視野に迫る。航空写真から一都市全てを正確に描く事すらできるだろう。
防壁作成:B
陣地作成とは似て異なるスキル。魔力防壁を設置し、防衛拠点を作成する。
対軍クラスの攻勢に対しても、ある程度の時間を稼ぐ事が可能。
魔力放出(地):C
射出する矢に纏わせる形で、地属性の魔力を瞬間的に放出する。
大地の加護を受けた射撃は速度はそのままに、膨大な重量と威力を得る。
当人が持つスキルではなく、宝具の恩恵によるもの。
【宝具】
『兵陵に還せ大都の弓(クラスナヤ・クーイ)』
ランク:B++ 種別:対都市宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
神話などを除いた、年代記における東スラヴ最古の象徴品とも言える弓。
本来、特殊な性質を持たない弓だが、キーイ自身やその事績の象徴として宝具の域まで昇華した。
その機能は千年栄えた都市を作り出した事績を逆行し、攻撃に利用するというもの。
この宝具の真名解放と共に放たれた矢を起点に、重力の傾斜と莫大な地属性の魔力の奔流を発生させ、
最大で一国の首都を消滅させる規模の破壊を引き起こす。
【解説】
発音は他にキー、キイなど。
東ヨーロッパ最古の都市キエフ、現在のウクライナの首都の創設者。
ドニエプル川の中流あたり、三兄弟キーイ、シチェク、ホリフとその妹であるリービジは
ボリチェフの坂がある丘の美しさに見入られ、そこに都市を建設し、一族を住まわせた。
長男であるキーイは渡し守かつ狩人でもあり、彼の名にちなんで都市はキエフと名付けられた。
後にコンスタンティノープルに赴き皇帝に謁見した、あるいは攻め込んだというエピソードも存在する。
いわゆる伝説的な名祖、といった立ち位置の英雄で
キエフを建設し、その名の由来となったという以外は確かなエピソードに欠しい。
彼の名称については、日本ではスラブ語の「丘」が語源という説が紹介されているが、
現地ではメイス、ウォーハンマーなど
打撃武器を指す言語が由来である、という説が主流らしい。
最終更新:2016年10月08日 22:10