【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】ジャック・カトリノー
【性別】男性
【身長・体重】176cm・70kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
教会の秘蹟には対応しない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
カリスマ:C-
軍団を指揮する天性の才能。
国家を運営することはできないが、志を共にする仲間たちとは死を厭わない強固な繋がりを持つ。
信仰の加護:B
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
【宝具】
『聖者の庇護(ル・サン・デュ・アンジュー)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:20人
周囲の仲間に対して行われる敵対的干渉の成功率を激減させる。常時発動型宝具。
「戦闘中に彼の側にいれば負傷することはない」と信じられたという逸話の具現であり、
広範囲を巻き込む一撃であろうと、レンジ内の仲間を傷つけうるものであれば、ひとりでに軌道が逸れていく。
ただし、セイバー自身はこの宝具の対象とはならない。そのため、対人宝具が鬼門となる。
【Weapon】
『サーベル』
ショーテルやシャムシールといった湾曲刀をモデルに作られたと言われる刀剣。
反りの入った片刃の片手剣で、ナックルガードがついている。
銃撃戦が戦争の主体を占めるようになると、儀礼的なものとなった。
『フリントロック・ピストル』
火打石を利用したフリントロック式の拳銃。
騎兵用の装備として配備されたことで広まったといわれる。
セイバーはこの拳銃を二丁所有している。
【解説】
フランス革命に反発して発生した大反乱『ヴァンデの反乱』の指導者。
『アンジューの聖人』の異名を持つ。
ヴァンデを中心とするフランス西部は、十分の一税の廃止などの懐柔策もありフランス革命に好意的だったが、
やがて革命政府が強権的となり、カトリック弾圧、国王の処刑、増税、大規模徴兵などが行われるようになると、不満を高めていった。
その不満はカトリック司祭の扇動によって爆発し、フランス西部の3分の2の地域を巻き込む反乱となる。
この総司令に選ばれたのがジャック・カトリノーである。
カトリノー自身は行商人であり、従軍経験も持たなかったが、軍の指導層である地方貴族と違って農民の心に親しんでおり、
また、雄弁と指導力に恵まれていたことから、人々の尊敬を集めていたという。
反乱軍は自らを『カトリック王党軍』と名乗り、革命政府の哨所を次々に襲撃。
「土器で鉄器に挑むようなもの」とまで言われた戦力差を不正規戦によって覆し、
村々を回って勢力に(時には力ずくで)取り込むことで破竹の快進撃を続けた。
しかし、ナント攻略中にカトリノーは被弾し、2週間後に息を引き取る。
カリスマ的な指導者を失った反乱軍は、往時の勢いを失い、やがて革命政府によって鎮圧されることとなった。
革命政府の弾圧は過酷を極め、犠牲者の数は30万とも40万とも言われる。
最終更新:2016年10月08日 22:52