カスパー・ハウザー

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】カスパー・ハウザー
【性別】男
【身長・体重】166cm・45kg
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力:D+ 耐久:D+ 敏捷:D 魔力:E 幸運:E 宝具:B
【クラス別スキル】
狂化:D
筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせるが、
言語能力が不自由になり、複雑な思考が難しくなる。

【固有スキル】
気配感知:A
最高クラスの気配感知能力。大地を通じて遠距離の気配を察知することが可能であり、
近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化することができる。

直感:B
野生に生きるものが辿り着く、思考プロセスを排した反射的な危機察知能力。
危機的状況が訪れた瞬間、自身にとって最適な回避手段を感じ取る能力。

皇帝特権(偽):B
本来持ち得ないスキルも、本人が主張すれば短期間だけ獲得できる。
皇帝特権は騎乗・剣術・芸術・カリスマ・軍略等のスキルを獲得可能。
本来野生児である彼が持つスキルではないが、生前の異常な程の呑み込みの早さと、
真偽不明だが皇帝ナポレオンの後継者候補だったという噂からスキルを保持するに至った。

【宝具】
『簒奪皇は為すが儘(ワイルドボーイ・シンドローム)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:1人
人間が体験し得る多くの経験を剥奪されていた彼の半生が宝具と化したもの。
対象の任意の『経験』を次々と剥奪していく密閉空間を生み出す、固有結界とは似て非なる大魔術。
閉じ込められた対象は自分の記憶に始まり戦闘経験や技術体系すら次第に奪われていき、
最終的に呼吸の仕方すら忘却し、窒息死する。

【Weapon】
徒手空拳

【解説】
16歳頃に保護されるまで長期にわたり地下の牢獄に閉じ込められていたドイツの孤児。
発見後に教育を施され言葉を話せるようになり自らの過去などを少しずつ語り出すようになったが、詳細が明らかになる前に何者かによって暗殺された。
その為正体と出生から保護に至るまでの正確な経緯は現在も不明なままである。
発見当初、彼はものを訊ねられたがほとんどまともに言葉を話せず、警察に連れてゆかれた。
少年はそこで紙と鉛筆を渡され「カスパー・ハウザー」という名前を書いた。

カスパーは当初、肉や牛乳は口にしても吐いてしまい、パンと水だけを採ることができた。
さらに本人は鏡の中の自身を捕らえようとするなど、通常の人間らしさを失っていた。
カスパーの記述には、彼が人前に姿を見せるようになる以前、何年も地下牢を思わせる暗く小さな場に閉じ込められ、
玩具の馬を与えられてそこで育っていたものと僅かなことしか記録されていない。

カスパーの特異な性質は次々と明らかになる。まず、コーヒーやビールといったものに対し、異常なまでの拒否反応を示した。
それらが部屋に運び込まれただけでカスパーは気分が悪くなってしまうのである。
また鼻だけでなく、その目も明らかに普通の人間とは違っていた。
彼は暗闇の中で完全に物を見ることができたのだ。
彼は真っ暗な中で聖書を読むという実験を成功させ、見事その能力が本物であることを実証したという。
またその耳も恐ろしく敏感で、隣の部屋で囁く声を聞き分ける事ができた。

しかしカスパーハウザーが人間として様々な学習をしているさなか何者かの手によって暗殺されてしまう。
その理由として、彼の正体が実は高貴な人間の後継者で、隠されて育ったため
その事実が世間に公表されることを恐れた何者が殺したのではないか、といった説がある。
最終更新:2016年10月08日 22:56