パカル大王

【元ネタ】史実 マヤ文明
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】キニチ・ハナーブ・パカル
【性別】男性
【身長・体重】173cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具EX
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【保有スキル】
航海:A+
 船の操舵技術。船のみに特化しているため、馬や戦車は乗りこなせない。
 尤もライダーが操舵するのは船は船でも宇宙船だが。

千里眼:A
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
 透視、未来視さえも可能とする。
 曰く、彼の石棺には、それがいつ開かれるかの予言が刻まれていた。
 予言の日付は石棺が発見された当日だったという。

天性の肉体:C
 生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。
 このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。
 80歳で没したとされるが、発見された遺体の推定年齢は40歳前後だったとか。

星の紋章:A
 体に刻まれた独特の紋様。
 紋を通じて魔力を消費する事で、瞬間的に任意の身体部位の能力を向上させることが可能。
 魔力放出スキルほどの爆発的な上昇値はないが、魔力消費が少なく燃費がいい。
 更に、直感スキルの効果も兼ね備えた特殊スキルでもある。

【宝具】
『宇宙征く神殿都市(ローンチヴィークル・パレンケ)』
ランク:EX 種別:対星宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1000人
 当時のパレンケの技術・呪術の粋を凝らして作られた恒星間宇宙船。その形状は小型ロケットに近似する。
 異星への入植――テラフォーミングならぬマヤフォーミング――を目的として作られたもので、
 都市パレンケの全情報の記録と、投影魔術に似た情報物質化機能を有する。
 着陸後は宝具を基点に、かつて統治した大複合神殿都市パレンケを投影可能。
 ただし、宝具として運用する場合、必要となる魔力の量は莫大なものとなる。

【Weapon】
『石槍』
 マヤ文明は金属器を持たず、石器を武器として用いていた。
 この石槍は矢羽がついており、アトラトルと呼ばれる投槍器を用いて投擲することも可能。

【解説】
 マヤ文明における最も有名な指導者の一人。
 衰退していた都市パレンケを引き継ぎ隆盛を取り戻した人物で、パカル大王と呼ばれるが、
 その来歴の詳細は未だによく分かっていない。

 マヤ文明は多くの都市国家が林立して構成されていたが、
 パカル大王が出生した都市パレンケ王国は、度重なる侵略の末に衰退していた。
 また、パカルの母ザク・ククは王位を継げる男性がいないために仕方なく女王となった人物であり、
 伝統的な男性社会からの逸脱は王の権威の低下にも繋がった。

 ザク・クク即位から3年後、パカル大王が王位を継いだが、パレンケは混乱状態にあったという。
 だが、パカル大王は卓越した手腕を以って国難を乗り越え、敵対諸国の指導者を処刑し、パレンケ王国に再び隆盛をもたらした。

 また、パカル大王は建築事業にも熱心に取り組んだ。
 巨大なモニュメント、自身の血統の高潔さを賞賛するレリーフ、複合宮殿、多種多様な神殿――
 彼の建築事業はとどまるところを知らず、用いられた石材の総量は15トン以上にも及んだという。

 パカル大王は死後、碑銘の神殿の地下に置かれた装飾石棺に安置された。
 その蓋にはパカル大王のあの世への旅を意味するとされる象形文字が刻まれている。
 しかし、それが小型ロケットに搭乗する宇宙飛行士を思わせる形状をしていることから、
 オカルティストの間ではマヤ文明には地球外生命体が関わっている、とする説が唱えられている。
 またマヤ文明は異様なまでに天文学に長じていたことでも知られる。

【コメント】
 自身の血統の過剰な喧伝から、
 実はザク・ククの息子ではなく王位を奪った異星人だった説。
最終更新:2016年11月17日 17:34