オロデス2世

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】オロデス2世
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具B+
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメータをアップさせるが、
 言語能力が単純になり、複雑な思考を長時間続けることが困難になる。

【固有スキル】
黄金律:B
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。

耐毒:B
 あらゆる毒物に対する耐性を持ち、致死の毒を受けても、肉体が弱る程度で済む。
 息子にトリカブトの毒を盛られるも死なず、首を絞められて殺害された逸話から所持。

【宝具】
『強欲、身を焼く焔なり(フラネス・ゴールド)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:800人
 財欲旺盛な敵将クラッススに対し、彼が最も好むもの――溶けるほど熱された黄金――を口に流し込んで焼殺した逸話が宝具化したもの。
 対象者の上空に現れた召喚陣から、灼熱の溶岩にも似る、溶けた黄金が流される。
 この黄金は皮膚や鎧などの防具を透過し、対象の内側――内臓を灼熱地獄と成さしめる。
 また、その量と勢いは対象者の財欲の程度に応じて上下し、
 強欲な者に対しては怒濤の如く降り注ぐが、無欲な者に対しては水滴程度の量しか放出されない。

【解説】
 アルサケス朝パルティア王国の王。
 名将スレナスを用いて隆盛を極めていたローマ共和国に勝利するが、後にこれを粛清する。
 晩年は後継者パコルス1世の戦死から精彩を欠き、フラーテス4世に暗殺された。

 兄のミトラダテス3世と共謀して父フラーテス3世を暗殺し、さらにはその兄をも追放して王位を継ぐ。
 兄は再起をかけてバビロンを占領したが、オロデス2世は名将スレナスを用いてこれを制圧。
 命乞いする兄を躊躇なく処刑したという。

 この頃、大国ローマではカエサル、ポンペイウス、クラッススによる三頭政治が敷かれていたが、
 目立った武功を持たないクラッススは自らの経歴に華を添えるためパルティア遠征を計画する。
 彼我の戦力差は絶大であり、パルティアは窮地に陥った。

 1万前後のパルティア軍と4~5万のローマ軍はカルラエで激突。
 圧倒的な兵力差であったが、名将スレナスはパルティアンショットと呼ばれる戦術で兵力差を覆し、大勝利を収める。
 この大勝利によりパルティアの威勢は大いに盛り上がった。

 しかし、この大勝利の立役者であるスレナスはオロデス2世に危険視され、粛清されてしまう。
 この事で勢いを自ら挫いてしまったパルティアは、東方の遊牧民を片付けた後、あらためて軍を発するも、
 軍を率いる王子パコルス1世の戦死という結果を招いてしまう。
 軍事に優れた後継者を失ったオロデス2世は精神の均衡を欠き、
 残る30人の子の誰を後継者にするかについても判断できない状態が続いた。

 最終的に最年長のフラーテス4世が後継者に選ばれるが、彼は父から早く玉座を奪いたいばかりに毒殺を計画。
 それでも死ななかったため、最後には絞殺された。
最終更新:2016年11月17日 17:36