鍾離眜

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】ハルリ
【真名】鍾離眜
【性別】男性
【身長・体重】175cm・59kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:E
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクEならば、マスターを失っても数時間は現界可能。

【固有スキル】
軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 逸話自体は乏しいが、劉邦に激しく憎悪されるほど漢軍を苦しめたことは史書からも見て取れる。

千里眼:D+
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉距離の向上。
 未来視に関しても、不徳者が近いうちに滅ぶ場合はそれを正確に視ることができる。
 聖杯戦争という場では高い効果を発揮することだろう。

【宝具】
『不徳埋滅 呪詛自刎(そおう、ゆうとくしゃにあらず)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 韓信への呪詛を込めて自決した際に用いた短刀。
 他者を傷つける用途に用いる場合はただの刀と変わらないが、
 自身の肉体を傷つけることで、傷口から呪詛を迸らせ、憎悪対象へと付着させる。
 もちろんこの刀の能力は、“自害”によって最大解放され、高密度の呪詛を以て対象を破滅へと導く。
 呪詛による破滅を回避するには、対魔力と幸運の二大要素が重要となり、
 そのほかにも保身のための処世術や、未来予知・予想などで進行を遅らせることもできる。

【解説】
 楚漢戦争時代に西楚に仕えた武将。
 西楚における有能な武官の一人であったが、陳平の離間工作によって范増ともども遠ざけられ、
 垓下での敗戦後は兵卒に身を窶して逃亡。旧知であり楚王となった韓信に匿われる。
 だが、鍾離眜を兼ねてから恨んでいた劉邦は、鍾離眜が楚にいるとの報を受けて
 捕らえるように兵を送ったが、韓信が指揮する楚軍は彼を護った。
 だがこれで韓信に二心ありと讒する動きが強まると、日和った韓信は部下の進言を容れて
 鍾離眜を殺して無実を訴えようとし、鍾離眜はそのことに絶望。
 暗殺に先んじて韓信に恨み言を投げつけ、自ら命を絶った。
 韓信は鍾離眜の首を手土産に来朝するも、劉邦の疑念は晴らせず、逮捕のち降格処分を受けた。

 曰く、「漢が楚を攻めないのは俺がいるからだ。お前が俺を漢に差し出せば俺は死ぬが、お前もいずれ必ず滅びる」
 それに続けて「お前は有徳者などではない」と、韓信に言い放ったのち、彼は自決した。
最終更新:2016年11月17日 17:39