【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ゴルゴー
【性別】女性
【身長・体重】168cm・53kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:E-
凶暴化する事で能力をアップさせるスキル。
……が、ゴルゴーは理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。
元々気が強い性格なのが、さらにキツくなっただけである。
【固有スキル】
不惑:A
大金、宝石、美酒、美男、懐柔、魅了魔術――ありとあらゆる誘惑に対する耐性。
物質的・概念的を問わず、あらゆる魅了効果を無効化する。
また、味方が何らかの魅了効果に受けた時、諫言によって正気に戻すことが出来る。
隠蔽看破:B
人為的な隠蔽工作を無効化するスキル。
【宝具】
『尚武の母胎(クイーン・オブ・スパルタ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人
契約した男性の胤を媒介に、強きスパルタ兵を生み出す宝具。
生み出されるスパルタ兵の質・量は、男性側の能力と精力に依存する。
夫レオニダス一世の遺言「よき夫と結婚し、よき子供を生め」が形となったものだが、
ゴルゴーが夫たる者に求める条件は非常に厳しく、令呪による強制を受けても宝具の使用を肯んじない。
【解説】
紀元前ギリシャの英雄レオニダス一世の后。
幼少期から賢く、気が強かったと言われ、
父であるクレオメネス一世がミレトス僭主アリスタゴラスの差し出そうとする大金に惑わされ、無謀な援軍を受諾しようとした際に、
これを強く諌めたという。
またアリスタゴラスが奴隷にサンダルの紐を結ばせたのを見て「この人には手がないの?」と侮蔑の言葉を述べたという。
その他にもクレオメス一世が酒を美味しいする方法を考案した男に報奨を与えようとした際
「酒飲みが増え堕落する者が増える」と怒るなど、ある意味では男以上にスパルタの気風を馴染んでいた。
父の死後、叔父であるレオニダス一世が王位を継ぐこととなり、自身は彼の妻となった。
ある時、ペルシアに身を寄せる元スパルタ王デマラトスがスパルタに何も書かれてない通信板を送ると、
男たちは誰も意味がわからず首をひねったが、ゴルゴーはこれが密使であることを看破。
彼女が通信板の表面の蝋(当時の書板は蝋で固め熱した金具で字を刻み込む、というものだった)を全て剥がせると
そこにはペルシアがギリシャ征服のための大軍を発する事が書かれていたという。
「王が死ぬか、国が滅びるか」という神託を受けたレオニダス一世は、300の兵を決死隊として率いてペルシアの大軍に挑むことを決める。
死を覚悟したレオニダス一世は出陣の直前に「よき夫と結婚し、よき子供を生め」と言い残し、テルモピュライに散った。
レオニダス一世の死後、多くの有力者がゴルゴーに求婚してきたが、彼女が夫たる者に求める条件は厳しく、
ある男が甘い言葉で擦り寄ってきた時には「スパルタに女役はいらぬ」と跳ね除け、追い出したという。
その後の彼女については歴史に何も残されていない。
夫の遺言通り再婚したのかどうかさえも分からない。
確かなのは、レオニダス一世の死後、彼とゴルゴーの間に生まれた息子プレイスタルコスがスパルタの王位を継いだということだけである。
聖杯に求めるのは夫の遺言に適う「強い男(スパルタ基準)」を夫とすること。
しかし、本音は夫と再び共に暮すことを願っている。
最終更新:2016年11月17日 17:40