【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】エアンナトゥム
【性別】男性
【身長・体重】196cm・105kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具B+++
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
女神の寵愛:B
女神ニンフルザクの乳を飲んだことにより、
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップしている。
戦乱の落とし子:A+
戦に必要なあらゆるスキルを使いこなす。
未知の技能であっても、それが戦に関することならば短時間で習得することが出来る。
【宝具】
『震天動地の戦王嵐舞(ルガル・ウ・メラム・ビ・ニルガル)』
ランク:B+++ 種別:対都宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
“我、エアンナトゥムは嵐の暴風の如く、我は天変を巻き起こせり。”
戦勝碑に記される、ライダーの殲滅闘法。王、嵐、その光輝は比類なく。
戦闘神ニヌルタの大網に由来する脱出不能の大結界を発生させて敵軍を包み込み、
内部に嵐鳥アンズーの眷属である無数の神鷲を召喚して放ち、敵軍を鏖殺するまで暴れさせる。
神鷲は嘴・爪・翼による直接攻撃のみならず、その羽撃きが生む暴風と雷でも大破壊が生じる。
加えて、ライダー自身が戦車を駆って武器を振るうことで、天地に逃げ場は消失し、
結界が解除された後にはただ広大な更地のみが残される。
『彼方なる楽土の境界(グ・エディン・ナ)』
ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
戦勝の後、国境を定めた境界石。
『戦王嵐舞』のものとは逆に、侵入者を阻む結界を発動する。
―――ライダーが勝ち得た平野「グ・エディン・ナ」は、彼の失われた楽園の原型と謳われる。
それ故、この結界は“足を踏み入れることが出来ない”という概念を内包しており、非常に強固。
何らかの手段でこの結界を突破出来たとしても、侵入者には太古の神々の呪詛が降りかかる。
【Weapon】
『嵐車ウタウル』
ニヌルタ神の異称に因んで名付けられた戦車。
戦車としては実に人類最古に近く、その神秘故に通常の走行であっても対軍級の破壊力を誇るが、
『戦王嵐舞』発動時には
神々の加護により、速力・防御力・破壊力の全てが跳ね上がる。
『無銘・武装』
槍・曲剣などの武装。
【解説】
古代メソポタミア・都市国家ラガシュの戦乱王。在位紀元前25世紀頃。
父王アクルガルの後を継いで王座に着き、宿敵ウンマ市との戦も引き継いだ。
この戦の様子は『禿鷲の碑文』に残されており、それによるとエアンナトゥムは神々の庇護の元にある王にして、
敵の王を自ら倒し、数多の都市を攻略したと武勇を誇っている。
この碑文は「人類最古の戦争記録」であり、軍の先頭で戦車に乗って雄々しく槍を振るう王の姿が在り、
また都市間の神々の戦いも同時に描かれている。
ウンマとの戦いはラガシュの勝利だったようで、平野「グ・エディン・ナ」を勝ち取り、
新たに国境を定めて無国籍地帯をあえて設け、また農民の為に貯水池が開発された。
南方問題はこうして解決したが、しかし北方からアクシャク、東方からエラム人、
更にキシュ、マリなどの諸都市も戦に立ち、エアンナトゥムの在世はいわば四面楚歌の乱世であったが、
この戦乱の王はラガシュを勝利に導き、国土拡張に成功した。
「禿鷲の碑文」と「丸石碑文」に残されるこれらの記録がどこまで事実であるかは検証不能だが、
エアンナトゥムは世界の覇者を意味した「ルガル・キシュ」を称するに相応しい強力な王だった考えられている。
最期については不明だが、碑文には「敵の矢に射抜かれたが、射手は倒した」と記されており、
この時の傷が死因となったのかもしれない。死後、王位は弟が継いだ。
【コメント】
まずエアンナトゥムという名前からしてクッソ格好いい。
戦勝碑の禿鷲は死体を啄んでいるのだが、ここでは大幅に解釈を変えた。
ニヌルタもアンズーも鷲系の神だし、これは利用するしかないでしょう。
碑文を読んだ感じだと、戦場に置いてはニンギルス(ニヌルタ)神を一番奉じていたっぽいので、
宝具名はこの戦神を讃える叙事詩から取った。
戦車は戦場まで王を運ぶだけの役割だったっぽいが、最古クラスの戦車ってことで超音速の設定。
適正クラスはライダー、ランサー、セイバー。以下オリ台詞。
『我は、戦である。』 『戦は、嵐である。』
『故に、我が荒れ狂う大嵐を為して戦乱を鎮めた時こそ、この命は果てるであろう。』
最終更新:2016年12月25日 21:23