シュルギ

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】シュルギ
【性別】男性
【身長・体重】182cm・68kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷A+ 魔力A 幸運A 宝具A++ 
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【固有スキル】
神性:B
 明確な証拠はないが、自らを神の子と称し、自らを神格化し、死後には天に昇り星となった。

カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。

神授の智慧:A 
 メソポタミアの古代神より獲得した数多の技能。
 英雄独自のものを除く、ほぼ全てのスキルにB~Aランクの習熟度を発揮できる。

星の紋章:B
 体に刻まれた独特の紋様。死後に獲得した特殊スキル。
 紋を通じて魔力を消費する事で、瞬間的に任意の身体部位の能力を向上させることが可能。
 魔力放出ほどの爆発的な上昇はないが、魔力消費が少なく燃費がよい。また直感の効果も兼ねる。

【宝具】
『吼え荒ぶ覇天の矛(メラム・ミトゥム・アナ)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1000人
 女神イナンナに授けられた戦矛。七頭の戦鎚と並ぶもう一つの破壊兵器。
 荒れ狂う戦女神としてのイナンナの側面を如実に顕した神器であり、
 矛の先端に付けられた獅子頭から火炎・暴風・稲妻・雹などを放つことが出来る。
 真名解放によって獅子頭は咆哮と共に嵐を喚び、これを範囲掌握して
 対象へと投擲し、対城級の破壊を巻き起こす。
 イナンナ神と聖婚の儀を交わしたランサーは、女神より直接に手ほどきを受け、
 本来の担い手である女神に迫る領域にまで、この矛の力を使いこなしている。

『猛り喰らう破天の矛(メラム・ミトゥム・マフ)』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:2~4 最大捕捉:1人
 ランサーが独自に編み出した神矛の使用法。
 『覇天の矛』が喚んだ嵐を、獅子頭が“喰う”ことで、嵐の膨大なエネルギーを矛に凝縮し、
 打擲と共にエネルギーを解放・炸裂させることで、対象を跡形もなく微塵とする。
 尚、一度解放した後は、再び嵐を喚んで喰わなければ発動出来ない。

【Weapon】
『深淵の御座船(ムリルトゥ)』
 ランサーが自ら建造し、女神ニンリルに奉じた聖船。ライダークラスとして現界した場合に保有。
 本来儀礼用のものだが、ランサーの趣味で過剰な戦闘機能が備えられている。
 英霊シュルギが保有する最高の宝具であり、獅子矛ミトゥムもこれに備えられた神具の一つに過ぎない。

『天壌絆す無窮の星(ウズムア・エドゥルアンキ)』
 ランサーが整備した大神殿の聖塔(エ・ウ・ニル)。
 キャスタークラスで現界した場合、巨大な複合神殿の頂上にこれを顕現させ、
 原初の英雄二人の宝具に匹敵する光の一撃を放つことが可能となる。

【解説】
古代メソポタミア・ウル第三王朝の星辰王。在位紀元前2094年頃-紀元前2047年頃。
人類最古の法典王ウル・ナンムを父に持ち、偉大なる父王の後を継いで
多方面にわたる国政事業に着手し、後半生には遠征と戦に明け暮れた。
王碑文内では、自身のことを神々に愛されし正統なる理想の王であると長々と自賛しており、
各種の武器を扱う強力な戦士でありながら、学問についても比類なく、狩り・占い・楽器演奏にも長け、
様々な言語を理解する多芸者。また正義の遵守を行う裁判官であると述べている。
そして、これらの王の事績と能力は嘘も誇張も絶対にないと強調している。
自賛部分をオミットして見えてくるシュルギの王としての業績は、常備軍設置、神殿組織の再編成、
民への家畜の分配、度量衡の再分配、新暦導入、各地方の文書・用語の統一などの様々な改革であり、
また多くの神殿を整備・建築し、敵国の侵攻に備えて長大な城壁建設にも取り掛かった。
この通り、実際にシュルギは父王に劣らず極めて有能な王であったと考えて間違いなく、
48年もの長き治世で国を発展させた功績から、古代メソポタミアに於ける最も強大な王の1人とも言われる。
ウル・ナンムが基礎を築き、シュルギが隆盛させたウル第三王朝は、
後の数代に渡って平和な時代が続き、夢の楽土の実現に限りなく近かった。

尚、シュルギは古代メソポタミアの中では数少ない、神を自称した王の1人でもあるが、
メソポタミアの神王たちはエジプトのファラオの様に主神の化身というわけではなく、
あくまで「自身の擬神化」だったらしく、シュルギも同様である。
因みに、シュルギは彼の英雄王に対して熱烈にリスペクトを捧げており、
王碑文内で英雄王を礼賛すると同時に、自分の兄弟にして友と称している。


【コメント】
見た目はちょいマッチョの銀髪ギル。しかし神性を誇り、神々に寄り添う王の在り方は寧ろ逆。
シュルギはギル大好きなんだけど、イナンナを妻としちゃってる事からも、ギルから嫌われそう。
星辰王というのは、死後に星になったこと、星占いが得意だったこと、
そして四方世界――つまり、この世界(星)の王であることを自称したことから。
適正クラスは弓・槍・騎だが、その気になれば何でも出来る。だが暗と狂は好まない。
一番得意なのは弓と投石器だが、一番強いのはライダーで聖船に乗った時。
本人はどのクラスだろうと己が敗北し得るのはギルとエルキだけだと豪語する。
最終更新:2016年12月25日 21:24