マーリヤヴァト

【元ネタ】ラーマーヤナ
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】マーリヤヴァト
【性別】男性
【身長・体重】4m・580kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久B+ 敏捷A 魔力C 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:A
 創造神ブラフマーの与えた『特権』により、A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではランサーに傷をつけられない。

【固有スキル】
鬼種の魔:A
 鬼の異能および魔性を表す。天性の魔、怪力、カリスマ魔力放出等との混合スキル。
 また羅刹種(ラークシャサ)の特性として、夜間になるとパラメーターが向上する。

神性:E
 神霊適性を持つが、高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 神族の血も引いているが、羅刹原種の血が強すぎて劣化している。

梵天の特権:A+
 創造神ブラフマーより与えられた無敵の特権。
 本来ならば一つの神話の最高神以外にランサーは倒されることはないが、
 生前に敗北を喫したことがある為、低級神にも敗北し得るほど、その効果は著しく劣化している。

【宝具】
『古き偉大なる大羅刹(マハー・トリ・ラークシャサ)』
ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:1人
 ブラフマー神より与えられた恩恵の一つである
 「敵を征服する」力を能動的に最大発動し、武装に込める奥義。
 敵対者の種族や特性、武装などを無視して大ダメージを固定して与える。
 投擲することも可能だが、武器がランサーの手を離れると効果は薄くなる。
 ランサーの場合は鉄槍であり、これによってヴィシュヌ神とガルーダ鳥を苦しめた。

【Weapon】
『無名・槍』
 多くの棘を具えた鉄製の槍。
 次兄は戦車、末弟は弓と棍棒を主要武装に用いていた。

【解説】
ラーマーヤナに登場する羅刹。始祖羅刹から数えて四代目。また羅刹王ラーヴァナの大叔父に当たる。
不滅の羅刹スケーシャは、ガンダルヴァ神族の娘を娶り、三兄弟を儲けた。マーリヤヴァトはその長兄である。
三兄弟は強力に成長した上に苦行の褒賞として創造神ブラフマーに特権を授かることをねだった。
その特権とは、「何者にも征服されないこと」・「敵を征服する勇士であること」・「長寿であること」・
「剛勇であること」・「兄弟が互いに助け合うこと」の5つであり、創造神はその通りの特権を与え、
兄弟は工芸神の築いた黄金都ランカーへ移住し、黄金都の最初の居住者として幸せに暮らした。
しかし兄弟は邪悪な性質であり、特権による無敵を誇って阿修羅・夜叉・ナーガ・聖仙・神々を苦しめたので、
神々は破壊神シヴァに助けを求めたが、破壊神は自分では兄弟を倒すことは出来ないと思ったので、
維持神ヴィシュヌに頼るように神々に助言した。
神々の頼まれたヴィシュヌ神は、神鳥ガルーダに乗り、神弓サルンガを携え、円盤を振るって羅刹軍と戦った。
三兄弟もある程度は善戦したが、末弟マーリンは戦死し、羅刹軍はヴィシュヌ神1人相手に
敗走することとなり、残る二兄弟はランカーを捨てて地下世界に潜った。

その後はマーリヤヴァトは殆ど表舞台に姿を現さない。
又甥の羅刹王ラーヴァナに対して、英雄ラーマと戦わないよう進言するも退けられる場面があるので
次兄と共に地上へ帰還し、行動を共にしていたことは類推出来る。あとラーヴァナの葬儀でも登場する。


【コメント】
三兄弟揃えばシヴァ神ですら匙を投げる強キャラであり、下手したらインドラジットよりも強いかもしれない。
ラーヴァナに進言した時の様子から、もうこの頃には全盛期の血気がすっかり失われていることがわかる。
因みに、父スケーシャは『旧き偉大なる不死羅刹』という宝具を持つ設定。
適正クラスはランサーとバーサーカー。
最終更新:2017年03月22日 21:20