ブケファラス

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ブケファラス
【性別】女性
【体高・体重】220cm・1.7t
【属性】混沌・狂
【ステータス】筋力B+ 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
狂化:B
 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

【固有スキル】
無辜の怪物:B
 人喰い馬。死後の伝承によって、在り方をねじ曲げられた駻馬の名。
 人肉嗜好が強制付加され、「カニバリズム」スキルを有している。
 バーサーカークラスで現界したことによってランクが向上している。

稀代の駒:B
 バーサーカーの名馬としての側面を顕すスキル。
 騎乗スキルを保有していなくとも、狂化爆走するバーサーカーの背から振り落とされることはない。
 ただし、バーサーカーが騎手の望み通りに走るかは定かでない。

【宝具】
『彼方への蹂躙制覇(ト・フィロティモ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~40 最大捕捉:50人
 バーサーカーが認めた主を背に乗せて始めて成立する蹂躙走法。
 かつて世界を席巻したその巨蹄で相対者を、障害物を、軍勢をも踏み砕く。
 また、“ブケファラスの背に乗った者は、世界を制覇することになる”という伝説により、
 背に乗せた主の戦場に置ける幸運値をブーストする効果もある。
 認められていない者であっても、令呪を使用して強制的にこの宝具を
 発動することは可能だが、その場合2段階のランクダウンが発生する。

【解説】
マケドニアの大王・アレクサンドロス3世の愛馬。
巨大な黒馬で、額に牛の角のような模様があった為、ブケファラス(雄牛の頭)という名になったというが、
本当に角が生えていた、牛の形の焼印が押されていたなどの異説もある。
元は馬商人が持ってきた馬で、王子だったアレクサンドロスだけが乗りこなして見せ、
父王フィリッポスは王子の天才性を讃えて「自分の王国を探せ」と語ったという伝説が有名だが、
マケドニアの客人(後に家臣)のデマラトスが王子に贈った馬だと言う史料もある。
アレクサンドロス大王は東方遠征にもこの愛馬を連れていったが、
この頃には既に馬としては高齢で、あまり騎乗しなかったとも言われる。
大王との間には強い絆があったようで、ブケファラスは大王以外を背に乗せることを拒み、
一方、大王はブケファラスが遠征中に原住民に盗まれると、愛馬を返さなければ
周辺住民を皆殺しにするという通達を出し、怖れをなした盗人はブケファラスを返したという。
インド王ポロスとのヒュダスペス河畔の戦いの後、ブケファラスは戦死か老衰かで死亡し、
大王は愛馬を弔って新たに築いた都市に「アレクサンドリア・ブケファラ」と名付けたという。
アレクサンドロス・ロマンスではキャラ付けが暴走して凄まじい設定になっており、
象と駱駝の間の仔だの、人喰いの暴れ馬だの、乗った者は世界の王になるだのと言われている。

【コメント】
性別は不明みたいだけど、大王が別の馬に乗ろうとすると気分を悪くしたみたいな話もあるみたいなので
この嫉妬深さはやっぱり牝だったのかも。乗れば落ちないが、まず乗ることが大変。
適正クラスはバーサーカーのみ。
最終更新:2017年03月22日 21:26