レオニダス二世

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】レオニダス二世
【性別】男性
【身長・体重】188cm・150kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷E 魔力D 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D(-)
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
 ただし、ギリシア圏一部地域での召喚時には、このスキルは消滅する。

【固有スキル】
売国奴:A-
 テルモピュライに散った彼の勇敢な王と同じ名でありながら、
 およそスパルタ人らしからぬ、質実剛健と程遠い人格の在り方。
 本来最大の知名度補正を受けられる地での召喚時、逆にパラメーターがダウンする。
 ただし、地域によってはこの能力は適用されない。

換骨奪胎:E
 他者の着想・表現を取り入れ、独自のものに作り変える才能。
 と言っても、ランサーに新たな思想・概念を作り出すだけの独創性はない。
 彼が作り出せるものはせいぜい自己弁護と退廃思想の融合物。
 マスターの性格を貶め、愚民化させる思想だけである。

小人の逆恨み:B
 復讐に関する逸話を持ちながら、それに全てを捧げる強き意志も
 アヴェンジャー適正も持っていない英雄が持つスキル。
 ようするに小物具合を表すスキルで、他者の幸運を奪って生き汚く立ち回る手腕である。
 一見プラススキルのようだが、霊格の減少やスキル詳細を知ったマスターとの軋轢などのデメリットも多い。

【宝具】
『焼け落ちよ、炎門の意志(アポテフロシー・ラケイダイモーン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大捕捉:1人
 英雄の“本性”、或いは“本質”を顕わにする槍。
 英雄が持つ、その人物を英雄足らしめる逸話に直接傷をつけることができ、
 宝具やスキル等を使用不可能なほど霊格を貶める。
 人間性の希薄な英雄に使用すれば、人格を悪い方向に変化させる副次効果もある。
 自分のしたことを指して「こんなこと誰だってやっている」という自己弁護と責任転嫁を象徴する宝具。
 追放と流離、復帰と復讐は英雄の華。あながち間違いではないのだが……

【解説】
 アギス朝スパルタ後期の王。
 王位を継がなかった王族の一族であり、幼王の後見人を務め、王の夭折後は自ら王位を継いだ。
 後期スパルタの腐敗を象徴する人物と言え、王位につく前から富裕層の味方であり、同時に貧困層の敵と呼べる存在であった。
 だが、王位を継いでから、共同統治者であるエウリュポン朝の王と監察官によって、
 異国で育ち異国の妻を娶っていたことがスパルタの古法に触れるとして弾劾され、結果追放される。
 それでも命を繋いだレオニダスは追放地から帰国し、自身を追放に追いやったものを処刑するか追放するかし、復讐を果たした。
 それ以降、レオニダス二世はこれと言った事績を残していない。

 銀英伝で戦艦の艦名(しかも噛ませ犬とはいえ艦隊旗艦)なので作ろうとしたけど本当にパッとしない。
 とは言え18世紀にはベンジャミン・ウエストによって追放の場面が絵画となるなど知名度皆無というわけではないが。
最終更新:2017年03月22日 21:28