【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】クリストファン・フェレイラ(沢野忠庵)
【性別】男性
【身長・体重】175cm・68kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷D 魔力B 幸運B 宝具D
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
【固有スキル】
医術:B
西洋医術の習得。
なお、このスキルは現代の基準で比較するのではなく、
サーヴァントの生きた時代の基準で判定するものとする。
拷問技術:C
拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
自らも拷問を受けただけに、効果的な使用法を知悉している。
洗礼詠唱:E
教会流に形式を変化させた魔術。霊体に対して僅かながら効果を及ぼす。
拷問を受けて棄教したためか、元々の信仰心が強固なものでなかったのか、そのランクは非常に低い。
【宝具】
『顕疑の版画(フミ・エ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0(設置箇所) 最大捕捉:1人
「普遍的な」意味を持つ一大宗教の信徒に対し、絶大な威力を発揮する呪的地雷。
救世主や聖母が彫られた版画を相手に踏ませることで、魂に涜神の刻印を刻み、一定時間後に炸裂して精神ダメージを与える。
そのダメージは対象の信仰心に比例して上昇し、敬虔な信徒であれば廃人と化す。
【解説】
ポルトガル出身の元宣教師。イエズス会士。
江戸時代の日本で拷問を受け棄教し、転びバテレンとなる。
以後、沢野忠庵と名乗ってキリシタン狩りに協力した。
フェレイラが来日した当時、すでに日本では江戸幕府によるキリスト教禁令が布かれていたが、
日本語能力に優れるフェレイラは精力的に働き、日本管区長代理にまでなっていたという。
そのフェレイラが長崎において受けた過酷な拷問に屈し、キリスト教を捨てた事は、
国内外のカトリックにとって大きな衝撃を伴って広まった。
他のキリシタンらは苦しみに耐えて殉教したともなれば、なおさらのことであった。
フェレイラの醜聞と他キリシタンの殉教はカトリックを奮起させ、多くの宣教師が日本に潜入したが、
捗々しい成果は挙げられず、ある者は殉教し、ある者はフェレイラと同じように棄教した。
棄教後、フェレイラは沢野忠庵を名乗って日本に西洋の学問を伝える一方、
キリスト教を攻撃する『顕疑録』を出版し、キリシタン狩りに積極的に協力した。
一説には、キリシタンを発見するためにキリストや聖母が彫られた板を踏ませる、
いわゆる『踏み絵』を考案したのもフェレイラであったとする説がある。
晩年、フェレイラは再びキリスト教信仰に戻ったとも伝えられるが、事実かどうかは定かではない。
最終更新:2017年03月26日 17:31