項羽

【元ネタ】史記
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】項羽
【性別】男性
【身長・体重】207cm・140kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
 ただし気焔を纏った際はAランクまで向上。覇王に理屈は通じない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
勇猛:A+
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。

天性の肉体:A+
 生まれながらに生物として完全な肉体を持つ。
 このスキルの所有者は、常に筋力がランクアップしているものとして扱われる。
 完全な肉体の前では、人間の持つ技術の多くは無意味な行為でしかない。

【宝具】
『氣蓋世(き、よをおおう)』
ランク:- 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 覇王を称すライダーの武威の真髄。
 周囲をライダーの気焔で覆い尽くすことにより、範囲内に威圧を行き届かせ、
 その威圧を用いて敵軍に重圧(プレッシャー)を与えてパラメーターの低下させ、
 自軍にトランス状態にも似た士気向上でパラメーターの上昇補正をもたらす。
 また、この気を用いて周囲の生命を感知することも可能となる。
 万人と戦う術をライダーなりに模索した結果であり、覇王項羽にしか出せない結果と言える。

『所當無敵(あたるところ、てきなし)』
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:300人
 愛馬『騅』との人馬一体なる、気焔を纏う攻撃法。
 騎乗することで騅と気を通じ合わせ、覇王の気焔を出力させながら突進する。
 気焔は人馬の間で循環することで昂ぶり、突撃の威力は軍勢も城壁をも敵とせず、
 余波でさえも甚大な破壊をもたらすが、連続および断続的な使用は困難。
 ライダーよりも先に愛馬の方が参ってしまうからである。

【Weapon】
『騅』
 ライダーと固い絆で結ばれている英霊馬。
 一日に千里を駆ける稀代の名馬であり、この馬に乗るライダーは無敵と称した。

『力拔山兮(ちから、やまをぬく)』
 ライダーが単独で行う気焔の攻撃運用。
 大声出して敵軍を平伏させただの、睨んで叱ると敵兵が戦闘不能になっただの、
 悪い冗談としか思えない武勇譚の正体である。


【解説】
西楚の覇王。紀元前232年生誕。紀元前202年没。在位紀元前206年-紀元前202年。
中華史初の統一国家・秦に滅ぼされた楚の将軍家の末裔で、
各地で秦に対する反乱が起こると自身も秦に対して攻撃を始めた。
叔父の戦死、宋義将軍の殺害を経て楚全軍の指揮官となると、
秦に対して連戦連勝し、ついに秦の首都を落として覇王を名乗った。
武将としては(特に個人武勇が)中華史上最強とすら謳われる項羽だが、
降伏した敵勢力の大量殺戮、部下に対する無碍な扱い、邪魔者と見れば
上官や楚の王族すらも殺害する悪逆さ故に人心を得ていなかった。
またツメの甘い部分があり、別動隊の将軍であった劉邦を生かしておいたことが後に命取りとなる。
紀元前206年、項羽に対して諸侯が次々と反乱を起こしたことが楚漢戦争のきっかけとなり、
項羽は漢王となった劉邦と戦うことになる。
圧倒的武力を誇る項羽は漢軍を何度も破るが、その度に逃げる劉邦を仕留めきれず、
遂には逆に「四面楚歌」の場面へと追い込まれる。
それでも項羽は漢軍の包囲を突破し、凄烈な戦いぶりを見せたが、最期には自らの首を刎ねた。
尚、項羽は死の直前に愛馬・騅を死なすに忍びないとして、旧知の者に譲ったという。

【コメント】
皆鯖のをパク……参考にした。
「騅の逝かざるを奈何にせん」は、項羽の戦いぶりに騅が疲れ果ててしまったと解釈。
まあ、その後に騅に乗って漢軍の包囲を突破してるっぽいんですが。
騅ちゃんは項羽の後を追うように死んだという話もネットでみたけど、これ原典にはないっぽいのかな。
宝具名はちょっとイジって「てき、あたるところなし」にしようかと思ったが結局そのままに。
剣の使い手としての逸話が多めだが、戟とか弩とかも使ってたみたいで、
今回は騎兵ということで長物の戟を持って戦う。適正クラスは魔と暗以外全て。
最終更新:2017年08月13日 07:36