【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ニコラ=ジャン・ド・デュ・スールト
【性別】男性
【身長・体重】180cm・69kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運C+++ 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【固有スキル】
軍略:B-
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
かつてその能力から「欧州一の戦術家」と激賞されたが、戦略的な局面では何の役にも立たない。
僭主特権:C-
対峙した相手が保有するスキルを、本人が主張する事で短期間だけ奪うことができる。
スキル使用時には敵味方を問わず周囲に悪心証を抱かせてしまうデメリットを有する。
また、もしも同じ聖杯戦争でナポレオンが現界していた場合、このスキルは消滅する。
嗤う勝利者:A
情勢が不利に傾けば傾くほど、幸運判定の成功率が“無際限に”上昇する。
半島戦争での虐殺・王位への妄執、戦略的無能ぶりの露呈、王政復古後の冷遇、
それらを経ても
フランス大元帥へと登り詰めた、
野心の果ての超常的な幸運とでもいうべき“最後に嗤った”スールトゆえのスキル。
【宝具】
『勇壮なり我が擲弾兵(ラ・キャトリエム・グレナジー)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:5~10 最大捕捉:200人
スールトを囲うような布陣で出現する無数の精鋭兵。「スールトの擲弾兵」の具現。
それらの兵団はすべて銃剣で完全武装しており、擲弾発射器による中距離爆破攻撃も行う。
本質的には指揮する軍勢というより「壁」、或いは「装甲戦車」とでもいうべき破壊力・防御力を有するが、
逆に軍団としての臨機応変さは絶無であり、素早い布陣変更・行軍速度調整などの複雑な指令はこなせない。
兵団を出現させず、銃剣による突撃や射撃、擲弾発射のみを行うこともできるが、
スールトは数名であっても弾よ……護衛用の兵を侍らせたがる。
【解説】
ナポレオンに仕えた元帥の一人。のちに史上六人しかいないフランス大元帥に叙される。
南仏の法律家家系に生まれるも、父親を早くに亡くして困窮し、収入を得るために軍に入隊。
一時期軍を辞めてパン屋を志すも挫折し、再度入隊すると他の帝政元帥同様、経歴を買われてすぐに将校入り。
イタリアでネイとともにマッセナ麾下におさまるが、ナポレオンとはニアミスを繰り返し、
その邂逅はマレンゴ会戦まで待たれることとなる。
元帥号授与後のアウステルリッツ会戦では第4軍団を率いて目覚ましい活躍をしてナポレオンより激賞を受ける。
1808年にダルマティア公に叙され、同年半島戦争の指揮官として従軍するも戦術的な勝利しかおさめられず、
それどころかポルトガル戦役での略奪や市民虐殺、果てはポルトガル王ニコラス一世を名乗る暴虐振りから、
一時はそのことから軍法会議に掛けられた。
その後もスペインを拠点に各地を転戦するが、おさめた勝利はいずれも戦術レベルで、
ナポレオン退位時にはトゥールーズで英国軍に降伏。
王政復古時には戦争大臣となるが、百日天下時にはナポレオンの麾下に戻って参謀長となる。
だが先述した通り参謀としての能力はベルティエに遠く及ばず、その後のワーテルロー会戦での敗戦の一因を築く。
当然、百日天下終焉後は冷遇されたが、七月革命を機としてルイ・フィリップの知己を得て軍人・政治家としてさらなる大成をし、
栄光を得ながら、1851年に82歳で生涯を終えた。
一説には恐妻家であったとも言われ、その野心の源は妻の佞言がもとであったともする説さえある。
最終更新:2017年08月13日 08:06