ギヨーム・ブリューン

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】ギヨーム・ブリューン
【性別】男性
【身長・体重】186cm・81kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:E
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクEならば、マスターを失っても数時間は現界可能。

【固有スキル】
感化の勇猛:C
 ダントンを筆頭とした革命家たちの勇壮さの影響を受けている。
 勇猛と同じ格闘ダメージ向上効果を持つが、持続ターンは短く、精神干渉を防ぐ効果はない。

黄金律(卑):C
 どのような地に降り立とうと、効率よく現地民から金銭を巻き上げ、
 占領地で私腹を肥やすために頭脳を働かせる知恵。
 方法さえ問題としなければ、富豪でも通用するほどの蓄財が可能。

友誼の証明:D+
  敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、
 相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことができる。
 聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。
 交渉の際には多少の“袖の下”も用いる。

【宝具】
『ハンザの懐(ラ・アヴァール・ミリオネーア)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:40 最大捕捉:100人
 生前、金に対する“欲”を完全に断ち切れなかった英霊に、人並みの金銭欲を付与する常時発動型宝具。
 真名解放を行うことで、アーチャーからの金銭授与を受け入れたサーヴァントの宝具の威力・精度を減少させる。
 この宝具の影響を完全にシャットアウトするには、対魔力ではなく精神干渉耐性が大前提となる。
 それがない以上、ハンザ同盟総督として私腹を肥やしたために、破滅へと導かれたアーチャーと同じ末路をたどることとなる。
 その特性上、“断ち切れた”者や“生涯金に困らなかった”者には完全に無力な宝具となる。

【解説】
 ナポレオンに仕えた元帥の一人。
 全名をギヨーム=マリ=アンヌ・ブリューヌ(「元帥大通り」にはギヨーム・ブリューンとしてクレジットされている)。
 フランス南西の弁護士の家系に生まれ、革命時には記者としてダントンなどの革命家と親交を持った。
 革命激化に伴って軍に入隊し、他の帝政元帥同様素早く出世。
 ヴァンデミエールの反乱鎮圧では、ナポレオンの麾下に加わり任務にあたった。
 イタリア遠征での武功によって師団長となると、スイス遠征にも従軍。
 さらに翌年のオランダ遠征でヨーク公フレデリックが指揮する英・露連合軍と戦い勝利。
 革命軍が樹立した衛星国バダヴィア共和国を守り、さらに敵軍を退けた手腕はナポレオンからも高評価を受けた。
 再度のイタリア遠征を経てトルコ駐大使に就任。さらに1804年に元帥号を授与される。
 1806年にはハンザ同盟総督にまでなるが、ハンブルクの地で私腹を肥やすことを問題視され、翌年には汚職などを理由に解任。
 総督解任後は特にこれと言った功績も挙げられず、百日天下の際にはそもそもナポレオンから声は掛からなかった。
 百日天下終焉後のブリューンは、アヴィニョン滞在中に王党派が起こした爆破テロで落命。遺体はローヌ川に投げ込まれた。

 ――どうもナポレオンは第二次イタリア遠征の時点で、すでにブリューンがこれ以上のことを成し得ないことを察知していたらしい。
 実績が真に皆無なペリニョンほどではないが、モンセー、モルティエと並び帝政26元帥の中では影が薄いと言えるだろう。
最終更新:2017年08月13日 08:18