【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ユゼフ・アントニ・ポニャトフスキ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・89kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷E 魔力A 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
悪魔契約(偽):A
生前、悪魔と契約した者が得るスキル。
魔力ステータスを大幅にランクアップさせる代償に、幸運ステータスを最低値で固定する。
――ナポレオンの異名の一つに「コルシカの悪魔」というものがあるが、
言うまでもなくナポレオンは悪魔などではない。
当スキルによって発生する魔力の奔流は、宝具へと帰結するものであり、実際に悪魔が干渉しているわけではない。
むしろ■■■■■と契約していたのはナポレオンの方であるが……
勇将:B
攻めの局面に強い効果を発揮する軍略。
同ランクの“勇猛”スキルに加え、自らの対軍宝具の行使する際に有利な補正がかかる。
また、鬨の声によって兵士たちの怯懦心を打ち消し、低ランクの“勇猛”スキルを付与する効果も持つ。
殿の矜持:B-
防衛線などで有用な効果を発揮する。
撤退戦時にも有利な補正をもたらすが、毎ターン即死判定が発生する。
【宝具】
『川底より来たれ、悪魔が築きし屍の群れ(ヴィドゥモ・ヴォイスカ・ズ・コルェト)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:1000人
ライダーの足元に絶えず蠢く、無数の死霊の腕。
その正体は「人命の浪費者」とまで評されたナポレオンが築き上げた総勢200万とも言われる死者たちの怨念。
真名解放することでその“箍”を一時的に外し、死霊の腕で以て敵を捕捉、地の底へと引きずり込む。
ライプツィヒ撤退時の殿軍の逸話に因む宝具なので、死霊の腕が掴む対象にはライダーも含まれている。
【Weapon】
『サーベル』
『フサリア軍馬』
フサリア騎兵用の、青毛のアラブ産軍馬。
サーヴァントとしての彼は、常にこの軍馬に騎乗し、下馬することはない。
【解説】
ナポレオンに仕えた元帥の一人であり、ポーランド大公位を持つ王族の縁戚。
フランス名はジョゼフ・アントワーヌ・ポニャトウスキ。
ウィーンで生まれ、父アンジェイ同様オーストリア軍に出仕。
1789年にポーランドに帰国し、陸軍少将に出世した。
普・露・墺軍らによるポーランド分割にも抵抗するが、阻止できなかったために下野する。
イエナ会戦でナポレオンがプロイセン軍を大破したことに感銘を受け、
祖国再興の希望を見出し、ポーランド軍を率いてフランス軍に加わる。
1807年にナポレオンの手によってワルシャワ公国が建国されると、公国軍総司令官に就任。
1809年のラシン会戦でフェルディナント大公率いるオーストリア軍に勝利をおさめ、クラクフの失地を回復。
だが、ロシア遠征時にはワルシャワ公国も空中分解を始め、麾下の兵の中で敵側になびく者も出たが、
ポニャトフスキ本人はナポレオンに変わらぬ忠誠を誓い、公国消滅後もポーランド軍を率いてリュッツェン会戦などで活躍。
その後、ライプツィヒ会戦の戦闘中にようやく、元帥杖を授与されるが、
この三日後の退却戦で、マクドナルと共に殿を務め、エルステル河を渡河する最中に落馬して溺死した。
ナポレオンは彼の高潔な人格を高く評価しており、ロシア遠征が成功していればポーランド王にするつもりだった――
と、すべてが終わったのちに語っている。
最終更新:2017年11月05日 17:24