デペキョズ

【元ネタ】デデ・コルクトの書
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】デペキョズ
【性別】男性
【身長・体重】18m・35t
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久A+ 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:D
 筋力と耐久のパラメーターをランクアップさせるが、
 言語能力が不自由になり、複雑な思考が難しくなる。

【固有スキル】
怪力:A
 一時的に筋力を上昇させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。
 使用することで筋力をワンランク上昇させる。持続時間は”怪力”のランクによる。

混血:-
 人間以外のヒトの血が混ざっている。
 バーサーカーは精霊との混血であるが、オグズを憎む母の呪怨によりその特性は失われている。

天性の魔:A+
 英雄や神が魔獣に堕としたのではなく、怪物として産み落とされたものに備わるスキル。
 バーサーカーは、人の身では到達困難なランクの筋力と耐久力に到達している。

【宝具】
『忌み子の御守り(サノバグラッジ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0  最大捕捉:1人
 母である精霊より与えられた指輪。
 人を憎んだ精霊は、聖なる守護の指輪を人理の否定の呪具へと反転させ、
 これによってバーサーカーは人の生み出した道具によって傷つくことがない。
 オグズを滅ぼす呪怨の具現であるバーサーカーとは極めて適合率が高い。
 …………指輪には一欠片でも愛情が込められていたのか否か、定かではない。

【解説】
トルコ民族の叙事詩『デデ・コルクトの書』に登場する怪物。
ある日、オグズ族の羊飼いが女妖精を強姦した。その一年後に妖精は皮袋状の塊を羊飼いに託し、
「そなたはオグズに破滅をもたらしたのだ」と言い残した。羊飼いはこの塊を恐れて逃げた。
その時、オグズ族の君主バユンドゥル・ハーン一行がやってきて、
この塊を蹴り続けてみると塊が割れて中から子供が出てきた。
頭頂部に一つ目がある異形の子だったが、一行の中のアルズという男が引き取った。
尚、アルズはクヤンという男子と、獅子に育てられたバサトという男子を既に持っていた。
この異形児デペキョズは、乳を吸って乳母を何人も死なせ、他の子供の耳や鼻を食べるので追放された。
そこで母の妖精がやってきてデペキョズに魔法の指輪を渡し、デペキョズは武器では傷つかなくなり、
山賊として人々を襲って喰らうようになった。
オグズはデペキョズを退治しようとしたが、不死身の上に怪力のデペキョズに歯が立たず、
日に人間2人と羊500匹を貢ぐ様になった(デペキョズの最初の要求は日に人間600人)。
そんな時、聖戦に出かけていたバサトが帰って来て、父アルズが打ちのめされ、
兄クヤンが殺され、オグズが滅茶苦茶にされていることを知るとデペキョズ討伐に出発した。
デペキョズは最初は容易くバサトを住処に連れ込んで食べようとしたが、バサトの知恵と立ち回り、
そしてデペキョズ自身の策に溺れる自滅もあって、最終的にバサトに退治された。

【コメント】
バサトを罠にかけようとする下りは微妙にわけのわからんことになっている。
適正クラスはバーサーカーのみ。
最終更新:2017年11月05日 17:25