カラジュク

【元ネタ】デデ・コルクトの書
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】カラジュク
【性別】男性
【身長・体重】173cm・69kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運B 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:A
 マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。
 ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。

【固有スキル】
無冠の武芸:-
 他者に認められなかった武具の技量。
 相手からは投石のランクが実際のものより一段階低く見える。
 真名が明らかになると、この効果は消滅。

予知夢:C
 自身にとって重要な出来事を夢の中で予め知ることが出来る。

【宝具】
『竜にして羊飼い(コバン・エヴレン)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~70 最大捕捉:5人
 一介の羊飼いでありながら勇者の竜と言われるアーチャーの投石の業。
 “カラジュクの石が落ちた地には三年も草が芽吹かなかった”という逸話により、
 敵に不治の傷を与える力も獲得している。
 石でなくでも投石器に収まるものならば、何であれこの特性は適用される。

【Weapon】
『斑紐の投石器』
 アーチャーが愛用する石投げ。仔牛の皮、山羊の毛などが素材。
 どういうサイズなのか不明だが、羊や山羊もぶん投げられる。

【解説】
トルコ民族の叙事詩『デデ・コルクトの書』に登場する勇士。
ある日、オグズ族の有力者サルル・カザンはベグ達を連れて狩りに出かけたが、
その隙を突かれて異教徒の王ショクリ・メリキの軍に住処を掠奪されてしまった。
異教徒は更に羊1万を奪おうとしたが、羊飼いのカラジュクは夢で異教徒の襲撃を予見し、
二人の兄弟と共にこれに備えていた。
異教徒はカラジュクの元にやってくると、ショクリ王に下れば身分を取り立てると勧誘したが、
カラジュクはこれを一蹴し、異教徒の騎兵600と3人の羊飼いの戦いが始まった。
二人の兄弟は敵の矢に倒れたが、カラジュクは投石器を使用して300人の異教徒を殺し、
用意していた石が無くなっても羊や山羊をぶん投げて戦った。
恐れ慄いた異教徒は逃げ、戦いは終わったが、カラクジュクは1人で戦の後片付けをして、
主サルルの身を案じて泣いた。
その後、住処を荒らされたことを知ったサルルはカラジュクに会うと、
最初はカラジュクを責めたり軽んじたりしたが、その剛力と勇猛さを知ると同行を認めた。
二人は異教徒の元へ辿り着くと、丁度同じ頃にサルルのベグ達もやってきて大きな戦となった。
サルルの兵は500人戦死したが、異教徒は1万2千人が戦死し、ショクリ王も討ち取られた。
サルル達は奪われた妻子と財宝と取り返して戦利品を得、引き返した。
そして、羊飼いカラジュクはサルルによって馬丁頭に取り立てられたのだった。

【コメント】
羊飼い、投石……どっかで聞いたことがあるような。
宝具名はテキトーに決めた。適正クラスはアーチャーのみ。
最終更新:2017年11月05日 17:26